骨盤底リハビリテーション科の特徴
骨盤内には様々な筋肉があり、その協調運動によって女性の骨盤内の臓器(子宮、膀胱、尿道、直腸など)が保持され、正常な機能が保たれています。それらの働きに支障をきたすと下垂感や尿漏れなどの症状の原因となります。分娩による骨盤底筋のダメージも大きく関わっているとされています。このような症状に対する骨盤底筋のリハビリテーションの有効性は多くの報告で明らかにされています。
一方で、自己判断による運動では効果的な筋肉の収縮が得られない場合も多いとされています。

当院では女性理学療法士、女性臨床検査技師が超音波検査(エコー検査)を併用しながら効果的な筋肉の収縮運動が得られているかをモニターしながら指導してゆきます。その後は、自宅でのリハビリテーションと当院での再指導を継続してゆきます。2~3か月を目処にリハビリテーションを続け効果判定を行います。軽症であれば多くの場合症状の改善が見込めます。その後の自己リハビリテーションも重要です。
骨盤底リハビリテーション科の主な病状
- 主な病状例
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- 尿漏れ
- 骨盤臓器脱
- 頻尿
- 妊娠中や分娩後の尿漏れなど
受診の流れ
Step1婦人科受診
婦人科(月~金曜日)を受診して頂き、骨盤底リハビリテーションの必要性を判断します。
Step2骨盤底リハビリテーション科の予約
診察後に骨盤底リハビリテーション科の予約を行い開始します。
Step3骨盤底リハビリテーション実施
女性理学療法士・臨床検査技師が超音波検査(エコー検査)を併用しながら骨盤底リハビリテーションを行います。
Step4骨盤底リハビリテーションの継続
自宅でのリハビリテーションと当院での再指導を継続してゆきます。
Step5効果判定
2~3か月間を目処に骨盤底リハビリテーションを続け、効果判定を行います。