リハビリテーション科の特徴

当院にはリハビリテーション科専門医が在籍しており、さまざまな疾病、障害、病態などにより低下した機能と能力を回復させ、残存した障害や不利益を克服する「人々の活動を育む医学」を専門としています。療法士はPT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)合わせて102名(2024年4月現在)在籍しています。入院だけでなく、外来、訪問リハビリテーションも行います。

入院においては、一般病棟、回復期リハビリテーション病棟、地域包括病棟でシームレスにリハビリテーション療法を提供する体制をとっています。リハビリテーション科専門医のもと、約100名の療法士が急性期から積極的に運動療法を開始し、回復期リハビリテーション病棟では“365日リハビリテーション”を、地域包括では集団運動療法を活用し、体力向上や心身賦活を図っています。

またリハビリテーション療法には種類があり、当院は全ての領域を網羅しており、かつ施設基準Ⅰ(最も充実しているランク)を取得しています。

リハビリテーション療法の種類(診療報酬の区別)

運動器疾患(I)

外傷、骨折、スポーツ障害など。手術後の機能回復訓練が充実。

脳血管疾患(I)

脳出血、脳梗塞などによる麻痺や失語、高次脳機能障害など。

心大血管疾患(I)

狭心症や心筋梗塞、弁膜症、大動脈疾患の術後、心不全などの心疾患に関わる全般的な運動調整、指導(特に運動負荷の調整)

呼吸器疾患(I)

肺炎や人工呼吸器治療後の呼吸機能低下に対して排痰や体力向上を行う

内科合併疾患(I)

様々な疾病、治療後の体力や機能の低下(廃用症候群)に対して発症前の状態に改善することを目標とします。

がん関連疾患

がん治療中、後の運動・活動のサポートや生活支援を行う

嚥下障害

摂食・嚥下機能の評価や改善のための治療、療法、指導などを行う

リハビリテーション部について

リハビリテーション部のイメージ

リハビリテーション部

当院には約100名のセラピストが在籍しています。入院期間全般に渡るきめ細かいリハビリを一貫して提供し、ADL改善や、早期の社会復帰を目指しています。

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リハビリテーションセンターのイメージ

リハビリテーションセンター

リハビリテーションセンターには理学療法室、作業療法室、言語療法室があり、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの専門職が、患者さんに対して原則としてマン・ツー・マンで訓練を行っています。

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医師紹介

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病院長

七森 和久(ななもり かずひさ)

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専門分野
  • 整形外科、関節外科
資格等
  • 日本整形外科学会整形外科専門医
患者さんへメッセージ

診療の上でのポリシーは“わかりやすい医療”です。わからないことがあれば、どんどん聞いて下さい。