大分中村病院 新病院基本構想

「質実剛健な病院」を建てる。

当院は54年間大分市の中心で「医療による社会貢献」を旗印として真摯に医療を担ってきました。今後、少子高齢化が、急速な勢いで進んでいきます。団塊の世代が後期高齢者となる2025年は目前です。労働人口が大きく減る一方で、高齢者が急激に増加します。社会保障制度も限界に差し掛かっており、私たちは、厳しい未来に直面しています。
ただ、創業者の中村裕は、誰の理解もない中、戦後・高度経済成長期の陰に隠れていた障害者に社会進出するきっかけを生み出しました。
私たち大分中村病院は、中村裕が勇気と知恵で、世の中に変革を生んでいったように、今後の未曽有の人口減少・超高齢化を克服するきっかけを生み出せる病院になりたいと考えています。
そのためには、「質実剛健」な病院新築が必要です。
質実剛健とは、「飾り気がなく真面目で、心身共にたくましいこと」を指します。
病院の建替は、理想を追うがゆえに、大規模で高性能になりがちです。しかし、いま私たちが建てるべきは、嵐のような時代を乗り越えるための病院です。軸が定まった機能的な都市型病院こそ私たちの目指す新病院です。
私たち大分中村病院は、少子高齢化を乗り越えた先の未来のために、質実剛健な病院を創ります。

太陽の家と大分中村病院の創設者 中村裕
「パラリンピックの創始者・ルートヴィヒ・グットマン:英国国立脊髄損傷センター院長」のもとに留学した時期の写真

二次救急とリハビリテ-ションを二本柱に、地域包括ケアシステムのハブの役割を担う

「外傷対応を中心とした救急病院」としての役割を強化

  • 24時間365日、救急受入ができる体制を維持していきます。
  • 転倒による受傷や、合併症状を持つ患者受入れに対応できる体制を維持していきます。
    ・外傷、運動器疾患への対応強化

入院時より、「在宅復帰を意識したリハビリテーション」の充実

  • 二次救急、在宅療養時の急性増悪の受入も強化し、早期リハビリテーションの充実を図ります。
  • 在宅復帰と地域に密着した、回復期・生活リハビリテーションを強化します。

「まちなかにあること」と「自然を感じること」が両立できる立地

新しい立地は、周辺人口も相応に多く、利便性の高い都市型病院としての機能を維持しながら、大分川の真横に位置する風光明媚な立地で、患者さんの療養環境を大幅に改善することができます。

完成予想イメージ図(2023.07更新)

新病院の外観①-立面図-

新病院の外観②-鳥観図-

新病院の内観①-エントランス-

新病院の内観②-Around View Staffstation-

新病院の内観③-デイルーム-

この記事カテゴリの最新記事