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麓医師が緩和ケア指導者研修会を履修しました


第24回 緩和ケアおよび精神腫瘍学指導者研修会(研修期間:平成26年1月31日〜2月2日)が大阪市内のホテルで開催され、当院外科部長の麓祥一医師が「緩和ケアの基本教育に関する指導者研修会」を受講し、標記研修を履修しました。

この研修会を主催する日本緩和医療学会では、すべての人がいつでもどこでも質の高い緩和ケアを受けられることを目指し、「日本緩和医療学会PEACEプロジェクト」を立ち上げ、日本サイコオンコロジー学会と共催で「緩和ケア研修会」を企画運営する指導者を育成する「指導者研修会」を開催しています。
日本緩和医療学会は、当初米国で開発された「オンコロジストに対する緩和ケアの教育プログラム(EPEC-O)」を導入していましたが、日本のがん医療と緩和ケアの実情にそぐわない等の問題点があきらかとなったため、独自のプログラム「症状の評価とマネジメントを中心とした緩和ケアのための医師の継続教育プログラム(PEACE)」を開発。「緩和ケアおよび精神腫瘍学の基本教育に関する指導者研修会」と「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」を組み込んだ教育プログラムを作成し、これらを「日本緩和医療学会PEACEプロジェクト」として実施しています。

今回指導者研修会を履修した麓医師が所属する大分中村病院外科では、特に食道がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、胆道がんなどの消化器系悪性疾患に対する外科治療、抗がん剤治療、緩和医療には、より一層力を入れて取り組んでいます。また当院では、麓医師を中心に緩和ケア勉強会を定期的に開催し、緩和ケアに関する知識・技術の向上に努めています。
厚生労働省は、がん対策基本法に基づく対策推進基本計画において、「すべてのがん診療に携わる医師が研修等により、緩和ケアについての基本的な知識を習得する」ことを目標としています。麓医師は、「臨床研修医の緩和ケア研修は今後必修化される予定であり、指導医の立場からも、今回の指導者研修会への参加は、大変有意義だった」と話していました。

(制作室)



2014年02月25日(火) No.818 (学術活動)

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