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第30回大分県病院学会 抄録


第30回大分県病院学会/大分県別府市/2012.11.11

一般演題ポスターセッション【病院管理運営】
人材を活用した地域医療連携活動

地域医療連携課
○藤原 留美

【はじめに】
大分中村病院の地域医療連携課は、ここ3年で所属2名から15名体制へとスタッフが充実した。前方支援や後方支援業務等のほかに、外回り担当者を2名配置。紹介元の医療機関を日常的に訪問し、連携強化に力を注ぐことができる体制を整えた。
紹介元医療機関との信頼関係を構築する上で重要なことは、迅速な対応だ。他医療機関から患者の紹介を受けた場合、即、医師に「御返事」の作成を依頼し、紹介元医療機関を直接、訪問してお届けする。人員増により、この患者紹介から御返事発行までの期間をいかに短く、迅速な対応に結びつけるか、当院の取り組みを報告する。
【方法】
1)御返事返信率100%の早期達成
日々業務の中で常に医師が御返事を作成したかを確認。診療科ごとに返信率の報告様式を作成し、漏れがないかを日々、確認。これらの作業は看護師、ソーシャルワーカー、クラーク、事務の全スタッフで取り組んでいる。
2)御返事の直接お届け
紹介件数のうち、直接訪問して届けている割合は約8割。担当者2名で平均約200件を訪問している。
【考察】
紹介元医療機関数は平成24年4〜6月の平均で115医療機関。うち4割の医療機関から月2回以上の紹介をいただいている。御返事返信率100%を維持し、かつ迅速に届けることで、紹介元医療機関の信頼を獲得することができると考える。
また直接訪問により、紹介元医療機関と「顔の見える関係づくり」を築くことができる。外回りを2名体制にしたことで訪問回数も増え、当院へのニーズの把握、迅速な対応へ結びつき、より強固な紹介元医療機関との信頼関係の構築につながると思われる。
【まとめ】
スタッフの増員により、地域医療連携の体制が強化された。紹介元医療機関との信頼関係を築くことが紹介率向上につながることを考えれば、いかに迅速に御返事を発行し、届けることが大切かということだ。今後は、訪問活動の質を向上させる工夫をし、当院だけでなく、地域医療に貢献していけるよう努めたい。

2012年11月21日(水) No.741 (学術活動::抄録)

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