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第29回大分救急医学会・学術集会 大分救急医学セミナー 抄録


第29回大分救急医学会・学術集会 大分救急医学セミナー/大分県大分市/2009.11.3
抗凝固療法中に生じた出血性病変に対して第IX因子複合体製剤を使用した2症例

脳神経外科1) 整形外科2) 循環器内科3)
瀧本理1)、高麗雅章1)、大林正明1)、中村太郎2)、七森和久2)、園田広典2)、立山正道2)、今川正人2)、渡邉充3)、麻生宣子3)、鳥越久美栄3)

抗凝固療法中の出血性病変に対して新鮮凍結血漿、ビタミンKの投与が行われているが必ずしも満足する結果が得られない場合もある。脳神経外科、循環器内科のガイドラインでは第IX因子複合体製剤(PPSB®-HT)使用が推奨されており、今回2症例に使用したので若干の文献的考察を加え報告する。症例1;65歳、男性。心室瘤にて抗凝固療法中。昨年12月11日深夜に突然の背部痛にて救急受診したが診断に至らず経過観察入院となった。翌日、対麻痺が出現し脊髄CTにて全胸椎レベルに広汎な急性硬膜外血腫を認めた。PT-INR3.0にて第IX因子複合体製剤を投与し手術を行った。症例2;74歳、男性。慢性心房細動にて抗凝固療法中。本年8月27日交通事故にて頭部打撲し救急受診し頭部CTにて左急性硬膜下血腫と診断した。PT-INR3.0にて第IX因子複合体製剤を投与し手術を行った。両者とも術中出血などの問題はなかった。
2009年11月16日(月) No.561 (学術活動::抄録)

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