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暑中お見舞い申し上げます/理事長・院長 中村太郎


理事長に就任して2年目を迎えました。大分中村病院の理念である「医療による社会貢献」を着実に実践していくため、就任2年目の目標として、2つのことを1日の全体朝礼で全職員に示しました。

一つは、情報公開=経営の透明化、もう一つは職員一丸となって達成する目標を持つ。です。
第一の情報公開=経営の透明化に関しては、8月1日より「予算管理委員会」(Budget Management Committee, BMC)を、毎週金曜日に院内各部部長に出席していただき開催します。これまで当院は「予算」をたてることなく、発生主義で経営してきました。しかし、2000年小泉内閣後の医療費削減政策が継続する大幅な収入減による厳しい医療経営環境の中で、もはや発生主義の経営は、到底不可能です。コスト及び在庫管理を徹底化し、一方で、限られた厳しい予算の中で、必要な投資をして病院を発展させていかねばなりません。BMCは、各部より寄せられる備品購入希望など、何を優先させ、どのように計画的に購入していくかをオープンに議論し、職員全体の合意のもとに実施していこうという趣旨です。BMCには当院の理事で、関連施設である「太陽の家」事務局長の早田愛一郎さんにも「院長補佐」という立場で出席していただきます(早田さんは昭和31年生まれ、大分舞鶴高校、東大法学部、住友銀行、宇宙開発事業団を経て、2006年太陽の家事務局長、2007年大分中村病院 理事)。

さらに、保険請求をより信頼あるものにする「保険検討委員会〔仮称〕」(委員長:那須勝医師)、患者さまへのサービス向上を改善・促進すべく「サービス向上委員会〔仮称〕」を含め、これら3つの委員会が8月よりスタートします。

第二は、「職員一丸となれる目標」です。病院という組織は専門職の集まりであるため「医師(さらに各科)、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、放射線技師、検査技師、臨床工学士、事務、給食といった縦割りの組織になりがちです。「医療による社会貢献」実現には、縦割り組織に、共通の目標を目指す「横串」が必要です。その「横串」の一つとしてISO認定もしくは病院機能評価のどちらかの認定を視野に入れています。

2つの方針実現のため、これを支える事務局組織も8月より大きく変りました。新たに「地域医療連携センター」を設立し、センター長に矢野彰一医師(泌尿器科部長)、前医療支援部長の三浦裕二が部長に就任しました。センターの目標は、これまで当院の医療連携は「救急医療」が主眼だったものを、今後は、リハビリテーションや癌化学療法・緩和医療なども加味し、当院の医療資源を最大限に発揮でき、社会貢献できる、医療連携を構築していきたいというものです。三浦後任の医療支援部長には、DPCを視野に入れ、元システム エンジニアリングの林天洋が就任いたしました。新しい事務局をどうぞよろしくお願いします。

まだまだ暑い日が続きます。まじめに、懸命に、ひたむきに今月もがんばって参ります。どうぞよろしくお願いします。

2008年8月1日  理事長・院長  中村 太郎

2008年08月04日(月) No.509 (院長コラム)

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