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看護部勉強会
『障害のある人もない人も地域社会の一員として生きていくために』


 11月2日、吉松時義氏(社会福祉法人 太陽の家 常務理事)をお招きし、『障害のある人もない人も地域社会の一員として生きていくために』と題して、看護部教育委員会主催の勉強会が開催されました。
 看護部勉強会は、看護師を中心に他の医療スタッフも含め、医療人としての見識を深めていく為に、定期的に実施している活動です。当日は53名のスタッフが参加し、吉松氏の力強く、切れのある講演に耳を傾けていました。
 講演は、車いす生活となった事故にあった瞬間の「死んでたまるか!」という魂の叫びや「仕事をしたい」という想いを通しての経験、そして、その過程における故・中村 裕や太陽の家、車いすマラソンをはじめとするスポーツとの出会いなどを熱く語りました。そしてその一瞬一瞬が自身を成長させる機会になり、“今ここ”を大切にすることが、現在の自分自身でいる証であること。また、目標を作り、それに向かって時間を重ねていくことが、一歩を踏み出す活力になること。吉松氏は自身の半生を振り返りながら、地域社会の一員として、“生きること”の実感について話されました。
 「失ったものを数えるな、残されたものを数えよ」。この言葉は故・中村裕の恩師であり、世界的に障がい者がスポーツをするきっかけを作ったルードゥ・ビック・グッドマン氏(イギリスの医師)の想いである。
 科学の恩恵により、日進月歩、私たちの生活は物質的に満たされ、充実しています。半面、その歪みにより、人が生きることの本質がおざなりにされ、その影響が生活の端々に表面化しています。私たちは日々の生活を通して、様々なことを吸収し、私たち一人ひとりの存在やその意味に気づいていきます。
 今回の講演は、吉松氏の半生を通して、“生きること”“仕事をすること”そして、“立ち止まること”の大切さを再確認させてくれる機会に繋がったのではないかと思います。
 これからも、私たち大分中村病院のスタッフ一同は、「静かに、健やかに、遠くまで」をモットーに、今回の機会を有効に活用していけるよう、日々研鑚していけるように心がけていきたいと考えます。

(広報情報課)
2006年11月09日(木) No.381 (勉強会・セミナー等::職員講習会)

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