大分中村病院トピックス

研修医に新たな環境を
「新医学図書室」開設

　「立派な医学図書室ができましたね」当院の総合臨床研究センター長の那須　勝医師（図書委員長）の言葉…そしてさらに「地震を考慮した書籍棚であり耐震補強工事をしています」と建築関係者のコメントがあった。当院は昨年から電子カルテなど医師の診療業務の環境改善や医局内の整備、研修医の待遇など、中村太郎院長が積極的に院内改善に努めている。
　６階研修室にある図書室が不便な上に蔵書も少なく、また古い診療科図書を少しでも改善しようと、今年になり新たに図書委員会を立ち上げ、「図書委員会規程」を作成し、「臨床研修病院にふさわしい医学図書室がほしい」と院長自ら予算化して診療科の蔵書を新たに購入した。医学図書室の管理については、事務職員１名を医学図書室の司書とし、蔵書の管理・貸し出しなどを担当する。

　また、医学図書室の中にパソコン２台を設置。インターネット環境で文献検索が即座にできる電子ジャーナルを契約し、多くの情報を入手できるように整備している。
　蔵書の中には、医師ばかりでなく、薬剤師をはじめ各部門の専門書やジャーナルも置いており、夜間についても保安委託職員による鍵の管理により全職員がいつでも24時間利用出来るようになっている。
　今後、当院は管理型臨床研修病院として指導医のプログラムに添った研修が出来ることが必須であり、当院の症例を実質多く体験できる臨床も重要であるが、研修医が時間の許す限り「新医学図書室」で勉強し、大いに利用してもらうことを切に望む。

（事務局長　茂倉敏郎）

2006年09月11日（月） No.349 (事業報告)

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