RETUNE
大分中村病院の最新の情報や話題をいち早くお伝えするページです。寒い日が続きますが、３月になりました。
２月初旬より始まったライブドアとフジ産経グループの争い、皆様はどのような印象をお持ちでしょうか？私は、株は全くやりませんし、興味もありません。ただ、株式会社と病院経営は全く別の世界だという印象を強く持っています。
 | 増改築部分の現在の様子 |
大分中村病院は基本方針の一つとして「世界標準の医療を志します -Global standard」を掲げています。これは大分市という日本の一地方都市であっても、東京やニューヨークやロンドンで行われている医療と同じレベルの医療を患者様や地域に提供していこうという志を示したものです。
ではなぜ「地場産業」なのでしょうか？それは患者様のためによりよい医療を提供しようとすれば、それは一つの病院では完結しないからです。ホームドクターとして活躍されている地域のクリニックや医院、高度先進医療を担う大分大学医学部附属病院、長期入院が必要な方のための療養型の病院、重い障害を負った方のためのリハビリテーション病院、介護が必要な方のための老健施設、さらには太陽の家のような障害を持った方の働く場、薬や医療材料などの関連業者。このような地域の中の様々な役割を持つ医療・福祉機関や関連業者と密接なネットワークができて、はじめて「患者様のためのよりよい医療」が提供できると考えます。しかし、このようなネットワークは、ある日突然にできるものではなく、長年にわたる「信頼」の中でこそ、築き上げていけるものだと信じます。そして、相互に信頼できる医療・福祉機関が存在するかは地域ごとに全く事情は異なります。この意味で「地場産業」だと思うのです。「地場産業」で「グローバルスタンダード」、相反するようですが、これまで述べたような理由により当院はこの両者を目指します。
おかげさまで院長に就任して５年目の年度も無事に終わろうとしています。これもスタッフの皆様をはじめとし、関係医療機関、関連業者のおかげと心よりお礼申し上げます。
増改築工事も順調に進捗し、４月末には、ＥＲなどの増築分が完成する予定です。来年度も患者様や関係医療機関、関連業者に愛され、信頼される「大分中村病院」を目指して、全力でがんばっていきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
（院長 中村太郎）
2005年03月01日（火）
No.241
(院長コラム)
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