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フライト中に起きた機内救命援助
臨床工学部・右田平八に日本航空から礼状


11月7日、帰路についた羽田発JAL1789便の機内で、乗客の1人が突発性の意識低下を起こした際に救命援助を行ったとして、臨床工学部の右田平八(高気圧酸素室長)に、日本航空より礼状が届いた。
臨床工学部 右田平八
(高気圧酸素室長)
 離陸して50分後、気分不良の乗客が発生し、医師・看護師・医療関係者を求める機内アナウンスが流れた。本人は状況が気になり乗務員に「医師か看護師は居ましたか?」と尋ねたところ、「誰も居ません。もし医療に関係する方なら手伝って下さい」と言われ救命援助に付いた。40才の男性に対し血圧測定や脈をとり、ECG(心電図)の解析を行い、酸素吸入や心停止に備えてAED(体外式自動除細動器)の準備をお願いし、大分空港には救急車の要請をするなど出来る限りのことは行ったが、幸いにも男性は着陸まで急変することなく、搬送先の病院で治療を受けることができた。
 しかし、もしこの状況下で自分自身がAEDを操作することになっていたら、本当にスイッチを押して良いのだろうか、ここまで自分が処置して良いのか、処置や判断ミスがあったら自分が責任を取るのかなど、コ・メディカルの立場として抱いた不安についても話してくれた。

 医療従事者はいつこのような場面に遭遇するか分かりません。常日頃からBLS(一次救命処置)やACLS(二次救命処置)の知識を身に付け、そして実践できることの重要さを知らされた事例でもある。
(広報情報課)

2004年11月22日(月) No.205 (就任・資格・受賞)

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