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11月になりました。今年もあと2ヶ月。


 昨年4月に副理事長に就任した(社福)太陽の家に毎週火曜日に通っています。脳性麻痺や頸随損傷など四肢に重度の障害を持った方数百人が働いていますが、その障害の重度さ、あるいは高齢になって障害を持ったために正社員として雇用される人は少なくなり、その多くは「授産生」としての就労です。「授産」の方の給料はいくらだと思いますか? 一日8時間働いて、平均で月に3万円、最重度の障害を持った方が働く「工芸科」では、月に1万円になりません。
 大分中村病院は昨年夏に、救急急性期病院としての将来を選択し、その未来に邁進しています。ただ、私は「急性期病院」が主で、「療養型病院」「福祉施設」が従だとは、全く考えていません。大分中村病院の社会から期待されていることや、使命を考えて、救急急性期病院を選択したのです。前方からの救急搬送の受け入れや、他院からの患者さまのご紹介が増えることと同等に、患者さまの社会復帰まで視野に入れた後方(退院後)の療養型病院や福祉施設との緊密なネットワーク、言い換えると「地域医療システム」構築ができて、初めて「患者中心の一流の急性期病院」になれるのだと思います。
 車いすマラソンなんてとても無理で、働こうにも働けない障害を持った方が、障害を持たない人と同様のQOLが保てる社会であって欲しいと思います。

 毎朝大分川を走っていますが、ずいぶん寒くなってきました。健康に気をつけて今月もよろしくお願いします。

(院長 中村太郎)
2004年11月02日(火) No.196 (院長コラム)

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