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各フロアーごとにAED(自動体外式除細動器)を配備し、取り扱い講習会を実施
医師・看護師のほか一般人も取り扱いOK、厚生労働省が通知


 いつ起こるかわからない突然の心臓停止に対する救命処置として、院内の各フロアーにAED(自動体外式除細動器)を配備し、その取り扱い講習会を全医療職員(主に看護師)に対し開催した。

取り扱い講習会の様子
参加した医療職員
指導を受ける看護師たち
 当院のようにAEDを8台以上配備している病院は大分県内でも初めてで、救命率が低いと言われている日本で、それをいかに救命率のアップに結びつけるか?これは当院のひとつの試みでもある。新たに救急部を設置し、医師や看護師がACLS(二次救命処置)を受講し実績を積んでいるが、さらに救命処置の技術を研磨し、救急病院としての使命を果さなければならない。
 アメリカでは、一定の講習を受けていれば誰でも使用できるこのAED。ディズニーワールド、カジノなどの遊戯施設、つまりたくさん人の集まる公共の場所で、区間ごとに必ず設置が義務づけられている。
 当院に配備されたAEDは「ライフパック500」といい、女性でも簡単に持ち運びできる重さ(2.6kg)と大きさ(ショルダーバックぐらい)が最大の特徴で、簡単に操作でき、医療知識がなくても取り扱いは容易である。このことから厚生労働省は今月1日に、心肺停止した人のいる現場に居合わせた一般の方が一定の講習を受けていれば、AEDを使用しても医師法には当たらないと通知を出したばかりだ。遅ればせながら、ようやくアメリカレベルに達しようとしている。
 今後はアメリカの救命率60%には遠く及ばないにしても、少しずつ救命率がアップし、尊い命が助かることこそが、救急に携わる医療職員にとって最高の喜びであり、全ての医療関係者はAEDで突然の心臓停止患者の救命にあたる義務がある。そしてAEDがいつもそこにあれば…これは県内でも初の試みである。
(総務部長 茂倉敏郎)

2004年07月05日(月) No.155 (勉強会・セミナー等::職員講習会)

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