RETUNE
大分中村病院の最新の情報や話題をいち早くお伝えするページです。「医療と福祉の複合施設」
「地域に分散した小規模で多機能な高齢者ケア施設」の見学研修会について報告会を開催
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最初に、４月８日に見学研修した長野県飯田市にある医療法人輝山会記念病院について総務部長の茂倉敏郎より、今回の見学研修目的は、「保健・医療・福祉の三位一体として、全国初の複合施設、また、地域医療に溶け込んだ医療ネットワークの構築を目の当たりにすることでした。」と報告があり、輝山会記念病院についての感想として、「保健・医療・福祉を一体化させた、健診、治療、予防、回復リハ、療養のトータル医療の実現を目指していることは画期的だとは思います。しかし、その運用に対しては、形だけのところもあり、また、収支についても黒字と言われましたが、一般病床が少ないこと、回復期リハ病棟が多すぎる点、院内だけで職員数が３９０名、看護体制は２交代制、Ｂ館の建築が平成１０年、Ｃ館の建築が１３年、療養施設、介護施設、保健施設への設備投資から見て、軌道に乗らない限り、今後の運用が難しくなるのではないかと推察します。今までは田中康夫長野県知事の斬新的な配慮により、補助金の獲得や理事長の政治的な力により、タイミングよく病床の獲得、補助金事業に乗った事業計画があったが、それは長野県独自のものであることも、否めないところであり、今後、箱物は作らないとの県の方針もあり、こういう形が、大分県の中で実現可能かと言えば、非常に困難であることは確かです。県の補助金の枠、病床の枠の制限などがあるので、ただ、資金経費だけの問題ではないと思います。そうは言っても、当院も、急性期病院の枠の中では、平均在院日数の件や退院患者への受け入れ先施設の確保などを考えると、中間的施設か、それに順ずる施設の計画は必須かもしれません。
これから、私たちは、国の医療費抑制政策にひるむことなく、いつも院長が言うように、患者さま主体の暖かい誠実な医療を目指すと共に、救命、治療、ＱＯＬに全力を傾けると共に、今後の病院運用に、障害者福祉にも病院として支援できる施設なり、障害者を意識した施設なり、収支可能な健康センターの構築なりを計画し、更なる、大分中村病院のネットワーク作りに万邁進したいと私なりに考えているところです。
最後に、帰りのタクシーの中で運転手が一言、あの病院の建っているところが『けが』という住所なのです。病院でケガとは、皮肉ですねえ・・・が印象的でした。」と述べた。
次に、４月９日に見学研修した新潟県長岡市にある高齢者総合ケアセンターこぶし園の取り組んでいる『小規模・多機能・地域分散型』（２４時間・３６５日の在宅サービスのバリアフリー住宅とコンビニ型サポートセンター）の高齢者ケアについて、広報情報課長の井上秀之より「サポートセンター等１９ケ所６３事業」を展開している「こぶし園」のサービスのポイント（�〇�業の中心は在宅サービス �∈濛陬機璽咼垢亙餝臈�システムが原則 ��ショートステイをベースに他の在宅サービスを提供 �ぅ機璽咼好瓮縫紂爾郎濛陬機璽咼垢料瓦討�必要 �ゥ機璽咼垢六箸┐詢未�必要 �μ槁犬魯灰鵐咼砲搬膩織后璽僉次砲砲弔い討寮睫世鮃圓ぁ⊆尊櫃妨�学研修した４ケ所のサポートセンター、例えば１つの施設は『グループホーム、デイサービス、訪問看護事業、訪問介護事業、居宅介護支援事業、配食サービス事業、バリアフリー住宅』を単独で運営しているといったそれぞれの特色を報告した。
感想として、「今後の高齢者の急激な増加の中で、ケアサービスの全てを提供しようとしているこのようなサポートセンターは必要であると思う。但し、ケアサービスの押し付けでないこと、サービスの質を落とさないこと、それぞれのセンターのサービス内容が平均化していることが重要である。大分中村病院、社会福祉法人「太陽の家」、障害者自立情報センターが連携し、最善の福祉事業が構築できれば良いと思う。」と締めくくった。
（広報情報課）
2004年05月01日（土）
No.134
(勉強会・セミナー等::職員講習会)
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