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NHKFM「あさのバロック」の日野直子さん
著書「目覚めのバロック」にて、中村院長とのエピソードを語る


朝の回診で『今朝はヘンデルでしたね』と中村太郎医師が声をかけてくれて…(P146)
これは、NHKFMの長寿番組「あさのバロック」を10年間担当した日野直子さんの著書「目覚めのバロック」の文中にある入院生活の一節である。バロック音楽の楽しみを紹介し、今なお強い人気を保ち続けている番組の中でのエピソードや、ご自身の生活をとりまく環境について日野さんの「感じ方」で表現している。会話の中からバロック音楽への思いと仕事への執念を感じさせる。

日野直子さんは大分県出身。平成10年8月、東京より番組の合間をぬって帰郷し、父親が入院している病院に行こうとしたところ、右足首の複雑骨折で当院に入院し手術をしたことから、患者の立場から中村院長との会話と、ご自身の生活の心境の変化を著書の中に掲載したものだ。

―病院の朝が動き出すと、主治医の中村太郎医師が診察に来てくれ、一週間後に傷口が落ち着いたら器具を入れて全てが終わるには半年くらいかかるだろうと云うのです。そこで私が「とにかく放送の穴をあけることだけ避けたい」と我が儘な事情を話すと、「聞いていますよ、子供が小さいので朝聞きながら勉強する時があるんですよ」(と太郎医師)地獄で仏に会ったようです(と日野さん)―P145

日野さんにとって、医師が朝早くからNHKのFMラジオを聞いていることは思わなかったこと、また、ご自分の仕事のスケジュールがあったので、目標を持って治療をしようという本人の強い意志が、我が儘というより病院の立場から言うと立派な「模範患者さま」なのである。
バロック音楽の楽しみを紹介した「目覚めのバロック」の本自体、大変貴重である。それに、バロック音楽に興味のない方でも、バロック音楽と朝の早い目覚めを経験してみようかな!と思うようなCD「目覚めのバロック morning baroque」も発売(価格:2,000円 2003年5月21日発売)しているので、ぜひ聞いてみてはいかがでしょう。
ゆっくりと甦るあの頃の思い出。それは朝6時になると「あなたは『あさのバロック』を毎朝何をしながら聞いていますか?」から始まる日野さんの声で、一瞬にして現実が目の前にあった。日野直子さんという人は、いつもの生活が動き出すことを知っているかのように…静かに語りかけた。
(左上写真-「目覚めのバロック」著者:日野 直子/出版社:星の環会/2003年4月出版/価格:\1800-)
(右下写真-本の出版を機に5年ぶりに再会した日野直子さん(左側)と中村院長(右側))
(広報情報課)

2003年11月18日(火) No.88 (発行・出版物関係)

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