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渡邉医師が労働セミナーで睡眠時無呼吸症候群について講演


「労働セミナー(主催:公益社団法人大分県トラック協会)」が10月11日(水)、佐伯市の三余館で開催され、循環器内科の渡邉 充医師(副院長・内科部長・地域連携部顧問)が「睡眠時無呼吸症候群」について講演しました。会場には大分県トラック協会の会員約30名が参加しました。

渡邉医師は、先ず、睡眠時無呼吸症候群が「睡眠中に断続的に無呼吸を繰り返し、その結果、日中傾眠などの種々の症状を呈する疾患の総称」であると説明しました。そして睡眠時無呼吸がある人は、睡眠中に身体の酸素が減り、酸素不足を補おうとして心拍数が上昇することや、睡眠中にもかかわらず脳も身体も覚醒した状態になり、その結果、日中に強い眠気や倦怠感、集中力の低下が起きることなどが説明されました。
次に、睡眠時無呼吸症候群になりやすい人として、喫煙者、お酒が好きで頻繁に深酒する人、BMI25以上の肥満の人、高血圧・糖尿病・高脂血症などの既往がある人といった特徴が挙げられました。
そして、確定診断に用いるPSG検査について説明をしました。PSG検査は当院でも予約を受け付けている検査で、脳波・心電図・筋電図・腹部胸部センサーなどを装着して睡眠します。この検査により睡眠時無呼吸症候群であるかないか、そして重症度などが解析できます。
治療は、現在CPAP(シーパップ)療法が一般的で鼻にマスクを装着して睡眠することで、ふさがった気道を開き呼吸が止まるのを抑えられるということです。
会場ではメモをとったりしながら渡邉医師の話を熱心に聞く人が多くいて、関心の高さがうかがえました。

当院では毎週水曜日午後に「睡眠時無呼吸外来」を行っています。「昼間眠気が襲う」「大きないびきが気になる」など気になる症状がある方は、「睡眠時無呼吸外来」の受診をおすすめします。

(広報企画 村上)


2017年10月25日(水) No.1031 (学術活動::講演・講義)

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