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第55回がん化学療法・緩和ケア勉強会を開催


10月12日(木)、当院6階研修室にて「第55回 がん化学療法・緩和ケア勉強会」を開催しました。この勉強会は、がん患者さんに最新の医療を提供するため、外科部長の麓医師がスタッフの知識向上を目的に定期的に行っています。


安達和宏薬剤師

竹長千栄美看護師
今回は、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ株式会社の小川 哲朗さんが、がん免疫療法の新薬「オプジーボ」についてお話ししました。オプジーボ(一般名:ニボルマブ)は、私たちがもともと持っている免疫の力を回復させることで、がんへの攻撃力を高めるこれまでとは異なるメカニズムに基づくがん免疫療法の治療薬です。
小川さんは「オプジーボ」がこれまで治癒切除不能な進行・再発のがんに対する適応がある有効な薬である一方、間質性肺炎や、大腸炎・重度の下痢、劇症1型糖尿病など深刻な副作用をひきおこす恐れがあると指摘しました。麓医師は「当院でも積極的にこうした薬を使っていくことになります。重度の副作用が起こりうることを念頭に、患者さんを支えるチームが一丸となって軽い症状であっても見逃さずに対処することが重要です」とお話しました。

次に、京都大学で行われた『京大がんチーム医療研修フォローアップミーティング(開催日:9月23日)』に外科の麓祥一医師と安達和宏薬剤師が参加し、その際発表した「京大病院がんチーム医療研修後の問題点解決策への道」を研修の報告とともに発表しました。この研修は昨年同病院にて行われた「がんチーム医療研修」に参加した病院がその後の成果を報告する研修会で、当院においては、前回の研修会後より、院内の抗がん剤暴露状況の把握と対策を行い、その成果を報告したものです。安達薬剤師は「今後も、曝露対策に関する定期的な勉強会を開催し、がん治療チームスタッフの知識・技術向上に努めたい」と締めくくっています。
また、東京の国立がん研究センターにて開催された「がん相談支援センター相談員基礎研修(開催日:8月19日〜20日)」に竹長千栄美看護師と佐藤由香ソーシャルワーカーが参加し、研修で学んだことを竹長看護師が発表しました。竹長看護師は、「がんの5年生存率は約6割にのぼり、患者さんへのがん告知は当たり前なものとなっています。がんと長く付き合わなければいけない分、患者さんやご家族を支えることはとても大切です」と話しました。また、治療しながら就労の継続を望む患者さんが増加傾向になる一方、診断後約4割近くの患者さんには、依願退職や解雇という厳しい現状が立ちはだかっていることなども報告しました。

当院では、がん治療に関する様々な悩みを持つ患者さんやご家族の支えとなる場を提供できるよう、本年中の「がん相談支援センター」開設を目指しています。また、「がん患者・家族のためのがんサロン『太陽のカフェ フィーカ』も奇数月の第3土曜日に開催しており、次回は11月18日(土)の午後1時から3時までです。ぜひお気軽にお越しください。

(広報企画 村上)


2017年10月20日(金) No.1030 (院長コラム)

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