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第53回がん化学療法・緩和ケア勉強会を開催


8月31日(木)、当院6階研修室にて「第53回 がん化学療法・緩和ケア勉強会」を開催しました。この勉強会は、がん患者さんに最新の医療を提供するため、麓医師がスタッフの知識向上を目的に定期的に行っています。
今回は、塩野義製薬株式会社の古田 智也さんより「オピオイド誘発性便秘症」の新たな治療薬の紹介がありました。これまで、経口強オピオイド鎮痛薬(内服での医療用麻薬)を投与した約40パーセントの患者さんに便秘が発現していたということですが、新薬の服用により、オピオイド鎮痛薬の投与量にかかわらず便秘が改善されるということです。

次に当院外科部長の麓 祥一医師が、「消化器症状(悪心・嘔吐)」をテーマにお話ししました。
悪心とは「吐きたくなるような切迫した不快な自覚症状であること」、嘔吐とは「消化管内容物を反射的に口から出すこと」という定義を確認したあと、具体的な症例について参加者全員で学習しました。今回の目的は悪心・嘔吐の評価、薬物療法、ケアを学習することで、参加したスタッフは、患者さんへのケアや投薬などについて積極的に意見交換をしていました。
最後に麓医師より、悪心・嘔吐の原因を探索すること、原因に応じた適切な治療を行うこと、病態に応じた薬物療法を行うこと、ケアとコミュニケーションが重要であることが確認されました。
当院では、それぞれの患者さまに応じたがん治療や緩和ケアが行えるよう引き続き院内教育、治療環境整備を進めてまいります。

(広報企画 村上)


2017年09月07日(木) No.1020 (勉強会・セミナー等)

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