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第7回大分・別府糖尿病を考える会 市民公開講座 を開催


「第7回大分・別府糖尿病を考える会 市民公開講座」が5月27日(土)、ホルトホール大分(3階大会議室)で開催されました。会場には、市民や医療関係者の皆さん約150人が参加しました。

最初に、大分大学福祉健康科学部教授で日本整形外科学会専門医・日本リハビリテーション医学会専門医・日本体育協会認定スポーツドクターの片岡 晶志先生が「糖尿病と骨粗鬆症」をテーマに講演しました。
この中で「最近の研究で、糖尿病になると骨折しやすくなることがわかってきました。糖尿病に罹患してしまったら、速やかに治療を開始し血糖値のコントロールをすることが大切」や、「カルシウムだけではなくビタミンDを摂取しないと、カルシウムが腸で吸収されません。日本人は慢性的にビタミンDが不足しているので、ビタミンDを多く含む食品を積極的に取りましょう」などとお話しくださいました。
続いて約10分の休憩時間を使って、当院リハビリテーション部のスタッフが「家庭でできる簡単エクササイズ」を紹介しました。イスに座りながら出来るので、参加した皆さんも一緒に体を動かしました。担当した大西理学療法士は「楽しく老後を送るには健康であることが最も大切です。少しずつでも毎日体を動かして筋肉をつけ、転倒しにくい体作りを目指しましょう」と話しました。
最後に、当院糖尿病内科部長の鎗水浩治医師が「糖尿病ってなんだろう?」をテーマに「糖尿病は血管の病気であること」、「糖尿病の治療は血糖値のコントロールだけではなく、血圧や脂質異常なども総合的に治療する必要があること」、「糖尿病の薬の種類はたくさんありますが患者さん一人ひとりの生活パターンなども加味しながら、一番良いと思われる治療をしています。しかし、あくまでも、基本は食事と運動療法です。途中で治療を投げ出したりせず、病気と上手につきあいながら生活全般を楽しみましょう」と、わかりやすく説明しました。


講師の片岡晶志先生

講師の鎗水浩治医師

家庭でできる簡単エクササイズ

血糖値測定と血圧測定

参加していただいた方からは「糖尿病と骨粗鬆症の関係がよくわかった」や、「糖尿病が身近な病気で一生お付き合いしないといけないことがよくわかった」、「看護師さんや、栄養士さんともお話しができてとても参考になった」などのお声をいただきました。会場では当院の看護師・臨床検査技師らによる血圧測定、血糖値測定なども無料で行なわれ、好評を得ました。
この市民公開講座は10月14日(土)にもホルトホール大分で開催します。糖尿病でお悩みの方、身近に糖尿病の患者さんがいて病気についてもっと理解したい方や興味をお持ちの方など、多くの方に参加していただければと思います。次回の開催内容が決まりましたら、当院ホームページなどでお知らせ致します。皆さまのご参加をぜひお待ちしています。

(広報企画 村上)


2017年06月02日(金) No.1008 (イベント・行事)

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