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第92回大分中村病院職員講習会 開催
「キャンサーギフト〜がんからの贈り物〜笑うて生くばい!」


4月24日(月)当院6階研修室で第92回大分中村病院職員講習会が開催され、医師や看護師、薬剤師など職員約90名が参加しました。

講師の宮部治恵さん
今回の講師は、がん患者支援・啓発 NPO法人キャンサーサポート代表理事の宮部治恵(通称はるち)さんで「キャンサーギフト〜がんからの贈り物〜笑うて生くばい!」という演題でお話しいただきました。宮部さん自身2002年子宮頚がんで子宮と卵巣を摘出、2005年直腸がんという経験を乗り越えたサバイバーです。宮部さんは、「病気を宣告された時はどん底に突き落とされた気持ちでした。乗り越えられたのは同じ病気を抱えた患者さんや生きたくても生きられなかった多くの仲間の想いが支えてくれています。」「自分の命があとどのくらいかなんて誰もわかりません。その限られた時間を1分1秒大切に生きて下さい!」と呼びかけました。現在は『生かされた私の使命』として「いのちのホームルーム」という出前授業をされていて、各学校に赴き「子どもの頃から正しいがんについて学びいのちの大切さを伝えたい」と活動されています。これまでに小学生から高校生まで13,524人に授業を行ったということです。参加した児童からは「いのちが尊いことがわかった」「がんが身近な病気だと知った」「死にたいと思ったことがあります。でも今日の授業で生きたくても生きられない人がいることを知りました。二度と死にたいなんて思いません」などの感想が寄せられたということです。
司会を務めた外科の麓医師は、「私たち医療者は、最新の知識、技術、そして患者さんを思う『心』を大切に、診療、看護に携わることが大切です。今日の講習会では、普段の講義ではなかなか学ぶことが難しい、患者さんの抱える色々な悩み、思いを実際に知ることができ、それぞれが感銘を受けたところが多いと思います。これからも、心ある医療、看護を提供できるよう心掛けていきましょう」とお話ししました。

(広報企画 村上)


2017年05月10日(水) No.1002 (勉強会・セミナー等::職員講習会)

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