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紙谷理学療法士が『もぎたて情報局』に生出演


1月14日(土)午前11時から放送の「もぎたて情報局(OCT大分ケーブルテレコム)」に、リハビリテーション部の紙谷浩喜(理学療法士)が生出演し、「なるほど!ナッTAL→K」というコーナーで、サルコペニアについて説明しました。
『サルコペニア』という言葉は聞き慣れませんが、ギリシャ語で『サルコ』が筋肉、『ペニア』は減少を意味します。サルコペニアは、加齢や疾患により筋肉量が減少することで、歩行速度や握力が落ちるなど、全身の筋力低下が起こることを指します。悪化すると日常生活にすら疲労感を感じ、不活発な生活を送るようになります。また、生活で動く量が減ると食欲がなくなり、食事量が減るため、慢性的な低栄養の状態になります。この慢性的な低栄養の状態は、サルコペニアをさらに進行させるだけでなく、病気にかかりやすくなったり、病気が重症化しやすくなります。このような状態を「フレイルティ(frailty:虚弱)」といいます。紙谷は、フレイルティに陥らないためにも、サルコペニアを防ぐことがとても重要だと説明しました。
予防方法は『栄養』と『運動』の二つを挙げ、『栄養』では筋肉をつくる上で大切なタンパク質とビタミンDに焦点を当てた話になりました。タンパク質は、肉(脂肪の少ない部位)や魚(赤身)に多く含まれていますが、一日の目標摂取量である60gを摂取するのが大変な場合、卵・豆・乳製品を通常の食事に少し足して摂取することが有効だと話しました。また、ビタミンDは食事(魚介類、キノコ類)以外に日光浴が有効だと紹介。人は日光浴をすることで体内でビタミンDを作ることができると聞き、キャスターの皆さんも驚いている様子でした。
『運動』は筋トレと有酸素運動が大切で、具体的には日常生活で歩く歩数が増えることが重要だと話しました。歩数の目標は8000歩ですが、まずは現在の10%増を目安にすると良いそうです。最後に、歩きにつながる簡単な筋トレ方法の紹介があり、キャスターの皆さんも一緒に参加しました。
当院では、理学療法士が地域の公民館や集会場に赴く「健康講座」を行っています。生活習慣病の予防や肩・腰の痛みなど、様々な内容に対応可能です。ぜひご利用ください!




(広報企画 村上)


2017年01月24日(火) No.984 (取材・報道)

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