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第44回がん化学療法・緩和ケア小勉強会が開催されました


8月4日(木)、当院6階研修室で第44回「がん化学療法・緩和ケア小勉強会」が開催されました。この小勉強会は、院内のスタッフを対象に麓医師が定期的に行っているもので、看護師や薬剤師、栄養士など約45人が参加しました。

当院では、従来の救急医療に加え、最先端のがん治療とそのケアをチーム一丸となって行えるよう、日々整備を進めています。今回の小勉強会の開催もその一環です。
今回の小勉強会には中外製薬株式会社の中島雄一さんが、「がん細胞の増殖の仕方」や、「正常細胞とがん細胞の分裂制御の違い」などについてお話しをしました。この中で、「がん細胞は、無限に増殖することや、薬などを使っても効きにくくなるよう、がん細胞は増殖のプログラムを変えてくること」などがん細胞の特徴が指摘された後、現在開発が進んでいる「分子標的治療薬」は、正常な細胞を傷つけることなく、がん細胞にのみ効果を発揮できる一方、薬剤によっては皮膚症状や下痢などの副作用が発生することなどが指摘され、その場合は必ず主治医や看護師・薬剤師に相談して適切な処置を受けることなどが話されました。
この後、麓医師が「当院がん治療チームの現在と今後の展望」と題して当院におけるがん治療実績を報告したほか、現在取り組んでいる「がんサロン フィーカ」の開催(次回9月17日午後1時〜)や、今年から参加することが決まっている「リレー・フォー・ライフ・ジャパン大分」(10月8日午前10時半〜9日)のスタッフ募集の呼びかけなどがありました。麓医師は今後も、大学病院と連携して、各分野のプロフェッショナルによる最前のがん治療を提供する「チーム医療」の体制を確立していきたいと改めて決意を述べました。そして、次回開催の職員講習会(9月8日開催)には、九州・沖縄がん相談・情報支援ネットワーク代表の上玉利 由美子氏をお招きし、当院が来年秋立ち上げを目標にしている「がん相談支援センター」について概要が説明されるということです。

当院では、これからもがんの患者さまを支え、それぞれの患者さまに応じたがん治療と緩和ケアが行えるようがん治療体制の整備をしてまいります。

(広報企画 村上)



2016年08月24日(水) No.961 (勉強会・セミナー等)

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