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骨粗鬆症リエゾンサービス
OLS(Osteoporosis Liaison Service)を開始しました!


2015年11月3日(火)、明治大学駿河台キャンパスで『第2回骨粗鬆症マネージャー認定試験』が行なわれました。当院からは、看護部2名(梅木和美、神品利奈)リハビリテーション部3名(矢野智也、谷口純平、秋吉哉花)が受験し、見事合格しました。これで当院にも日本骨粗鬆学会が認定する骨粗鬆症のエキスパート“骨粗鬆症マネージャー”が誕生しました。具体的な活動内容については次の機会にご紹介しますが、当院で最初の活動として、2016年1月1日より“骨粗鬆症性骨折で入院した患者”を対象にリエゾンサービスを開始しました。


合格した5名の骨粗鬆症マネージャーと田北医師

そもそも骨粗鬆症とはいったいどういう病気なのでしょうか。『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015』によると、“骨強度の低下を特徴とし、骨折のリスクが増大しやすくなる骨格疾患”とあります。医療現場において、くしゃみで背骨が折れたとか、つまずいて転んで足の付け根が折れたという話は、枚挙にいとまがありません。これら骨粗鬆症をベースに生じる脆弱性骨折は、一度骨折を生じると連鎖的に骨折を生じるようになり、患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)を著しく低下させます。当院整形外科では、これまで数多くの外傷症例に対して手術と運動療法に力を注いできました。しかしながら、骨粗鬆症という根本の病態に対しては手つかずの状態でした。この事態を改善すべく、骨粗鬆症を系統立てて治療していく取り組みが骨粗鬆症リエゾンサービスなのです。
開始してわずか1ヶ月ですが、すでに37人の患者さんに介入しており、やる気にみちたマネージャーたちはうれしい悲鳴を上げているところです。また、介入にあたり各部署のスタッフの方々には数々のご協力を頂いており、この場をかりて感謝申し上げます。まだまだ問題点も数多くありますが、これからも活動内容をいっそう充実させ、一人でも多くの患者さんによりよい治療ができるようチーム一丸となって励みたいと思います。

(脊椎外科 田北)


2016年02月24日(水) No.936 (診療体制)

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