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第33回大分県病院学会 抄録


第33回大分県病院学会/大分県別府市/2015.11.8

食道がん術前化学療法患者に対するがんリハビリの取組み

リハビリテーション部1)、外科2)、大分大学医学部 消化器・小児外科科学講座3)、看護部4)、整形外科・リハビリテーション科5)
○梅野裕昭1)、麓 祥一2),3)、中野良子1)、平原行美4)、錦 耕平2),3)、内田雄三2)、柴田智隆3)、猪股雅史3)、山田みゆき4)、古原岳雄1)、清水道晃1)、七森和久5)、中村太郎5)

【はじめに】
2010年の診療報酬改定における「がん患者リハビリテーション(リハ)料」の新設に伴い、治療前からの予防的なリハ介入が積極的に行われるようになった。食道がんにおいても術前リハ介入の実施が、術後呼吸器合併症の予防に関与する等、その重要性が報告されている。しかしながら、その介入方法については、未だ改良の余地があると考える。

【目的】
食道がん術前化学療法に対するリハ介入による術後合併症予防を目指し、その介入方法を検討する。

【方法】
1)対象:臨床病期Stage/靴凌道がんに対する食道切除再建術施行予定であり、術前化学療法としてDocetaxel/CDDP/5-FU(DCF)療法3コース施行予定症例を対象とした。2)リハプロトコール:DCF療法の全コース(1コース3週間。内、入院期間は10〜14日間)においてリハ介入を行った。リハ介入前に呼吸器機能、運動耐用能を評価し、腹式呼吸など呼吸パターンの指導、ストレッチング、筋力訓練、トレッドミルやエルゴメータ等の有酸素運動を行った。

【結果】
DCF療法に対するリハ介入を8名(計3コース:4名、2コース:3名、1コース:1名)に実施した。各コースの入院当日にリハ処方を行い、同日よりリハ介入を行った。化学療法の有害事象である嘔気、倦怠感、下痢症状等により活動が制約される症例に対しては、その程度により個別的に、ストレッチング等の低負荷の運動を実施した。また、各コース間の自宅生活においても、自己訓練にて運動が継続できるよう指導を行った。

【まとめ】
食道癌術前化学療法に対する術後合併症予防を目指し、積極的な術前リハ介入を行った。化学療法による有害事象時の個別リハ、自宅でのリハ継続指導等の取組みも行った。今後、術前リハ介入症例を重ね、更に介入方法と術後合併症予防との関連性についても十分に検証し、より効果的な術前リハ介入方法の改良に努めたい。

2015年11月25日(水) No.920 (学術活動::抄録)

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