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平原行美看護師
「緩和ケア認定看護師」の資格を取得


認定看護師とは、特定の看護分野において高い技術と豊富な知識を持つと認められた看護師のことです。日本看護協会が認定した教育課程で研修や認定審査後に合格後、取得できる資格になります。

山田看護部長(左)へ合格の報告をする平原看護師
この度、「緩和ケア認定看護師」の認定審査に当院の平原行美看護師(東4病棟所属)が合格し、資格を取得したのでお知らせ致します。
当院では今後も、質の高い看護ケアの実現を目指し、キャリアアップを目指す看護師の育成・支援に力を入れて参ります。

(制作室)





『緩和ケア認定看護師に合格して』
東4病棟 平原 行美

平成26年6月から6ヶ月間、久留米大学認定看護師教育課程を修了後、平成27年5月に実施された「緩和ケア認定看護師」の認定審査を受験し、この度、合格することができました。


麓医師(前列右側)を中心とした、がんリハビリテーションチーム

がんリハビリテーションのカンファレンス
私が緩和ケア認定看護師を目指したきっかけは、准看学生時代に初めて受け持った乳がんの患者様でした。その患者様の術前から術後までを受け持たせて頂いたのですが、何もできず、患者様の傍にいることしかできませんでした。それでも、「辛い時に一人じゃなかったから、頑張れた」という温かい言葉を頂きました。
その後、看護師として外科・消化器内科病棟に所属する中でも、がんに罹患し、治療期・終末期・臨死期の患者様やご家族と多くの出逢いがありました。自分の知識不足や力量不足で「もっとこうすればよかった」「こういう声かけをしていたら家族は救われていたかもしれない」と想うことが多々あり、知識や技術を身に付けようと看護協会主催の緩和ケア研修に参加するようになりました。
研修を受ける中で、緩和ケアはがんの診断がついた初期の段階から始まっているという認識が深まってきました。必ずしもホスピスや緩和ケア病棟が最期の療養の場になるとは限りません。慣れ親しんだ病院で、治療を一緒に頑張ってきた自分の事を知ってくれているスタッフを望む患者様や、最期まで治療を臨む患者様が多いことも感じるようになりました。それならば、一般病棟で治療を行いながら症状緩和を行えば、患者様のみならずご家族も支える手助けができるのではないかと感じるようになり、緩和ケア認定看護師の資格取得を決意しました。
現在は、病棟で日々がんと向き合う患者様とそのご家族が、診断された時から治療期、そして終末期と、その人らしい人生が全うできるよう、がん化学療法・緩和ケアチームの一員として、また認定看護師として微力ながらお手伝いさせて頂いています。また最近では、がんリハビリテーション(がんリハ)の研修にも参加し、がんリハチームの一員としても、多職種のスタッフとカンファレンスを持ち、患者様の心身ともにベストな状況下でリハビリが行えるよう支援させて頂いています。
今後も、患者様の治療や生活がより良い環境で行えるよう、医師・看護師・リハビリスタッフ・薬剤師・栄養士・ソーシャルワーカー・事務員など患者様やご家族に関わる全てのスタッフで、お手伝いさせて頂きたいと思っています。


2015年09月11日(金) No.909 (就任・資格・受賞)

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