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第8回臨床病理検討会(CPC)を開催


4月15日(火)当院6階研修室において、お亡くなりになられた患者さまの臨床病理検討会(CPC)を行いました。

臨床診断を担当した本田医師(右)と指導医の鎗水浩治医師(左)
CPC(=Clinico-Pathological Conference)とは、病院で行われる複数の診療科の医師と病理医や検査医が合同で行う討論形式の症例検討会のことです。疾病の診断に至るまでの過程の合理性、治療法の妥当性、画像所見や検査所見の整合性や矛盾点などをお互いに議論します。このような症例検討会は、典型的な病気であっても稀なものであっても、患者さまの病態を正確に確かめて診療にあたるためには、非常に役に立つ有用な検討会であります。
はじめに、本田俊一郎医師(臨床研修医)が患者さまの病態、臨床診断に至った経過や治療についてプレゼンテーションし、それに対する質疑応答が交わされました。次に、病理診断について今回病理検査執刀医を担当していただいた西田陽登先生および駄阿 勉先生(大分大学医学部診断病理学講座)より剖検の結果報告があり、それに対する質疑応答の後、病理診断のまとめを行っていただきました。その後に行われた総合討論では、研修医、指導医をはじめとする参加者全員による多面的な意見交換が行われ、今後の診療に役立つ大変有意義なカンファレンスとなりました。
CPCへの参加とカンファレンス終了後の報告書作成が、初期臨床研修医の必修項目となっています。研修医のみならず多くの職員がCPCに参加することで、当院の医療の質をさらに向上させたいと考えています。

(制作室)



2014年04月23日(水) No.825 (事業報告)

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