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最新検査機器への更新を行いました


臨床検査室では11月末から12月にかけて、精度の向上や検査結果のスピードアップ、検査内容の充実を目指し、検査機器の更新を行いました。更新内容については以下の通りです。

自動分析装置
Bio Majesty JCA-BM9130(日本電子)
この装置は血液中の様々な成分を測定するもので、健康診断などで馴染みのある血糖やHbA1c、中性脂肪などを測定します。
従来の装置では、1時間あたり800項目しか測定できなかったため、1人の患者様が10項目測定すると1時間で80人しか測定できませんでした。今回は1.5倍の1200項目に向上したため、同条件で1時間あたり120人の測定が理論上可能になります。また、搬送機が備わっていることから検体の投入が随時可能となり、測定待ちの検体がなくなるため、結果を出すまでの時間短縮につながります。

免疫測定装置
cobas 6000 (ロシュ・ダイアグノスティックス)
この装置は、体内で生成されるホルモンや腫瘍マーカーなどの免疫項目を測定する際に使用します。高感度に物質を捕らえることが可能なため、信頼性の高い測定が可能です。また、通常免疫項目の測定は30分かかることが多いのですが、18分でデータを出すことができます。
当院には富士レビオのルミパルスG1200という免疫測定装置も持ち合わせています。2台を併用することにより、検査時間の短縮や幅広い免疫項目の測定が院内で行えるようになりました。

超音波骨密度測定装置
CM-200(古野電気)
この装置は、骨折の原因となる骨粗しょう症を診断するものです。当院では、踵骨を伝わる超音波の音速(SOS)を測定します。測定時間は約10秒と短時間で、結果用紙の作成を含め10分ほどで検査を行うことができます。また、新しい装置では、若年者比較%値(%YAM)と同年齢比較%値(%AGE)の表示もできるようになりました。患者様にお渡しする検査結果にも、結果に応じたコメントが入るなど見やすいものとなりました。

臨床検査は病態の把握や診断に不可欠な要素で、診療方針の決定や予後の向上にも大変重要な一端を担っています。また救急医療においてもその重要性は高く、正確かつ迅速に検査することで医療現場を支えています。医療へのニーズが多種多様になりつつある現在、それに伴い医療技術や医療機器は日々進化を遂げています。大分中村病院は今後も、進化する医療水準に遅れをとらぬよう研鑽に励み、検査機器などの設備を整え、地域の皆さまが安心して治療を受けられるよう努めて参ります。

(臨床検査部)


2013年12月13日(金) No.805 (施設設備)

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