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小野田臨床検査技師
第24回日本臨床微生物学会総会にて発表


2月2日(土)〜3日(日)、パシフィコ横浜会議センターにて「第24回日本臨床微生物学会総会が「多剤耐性菌への挑戦」をテーマに開催されました。当院からは小野田靖春臨床検査技師が「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の検出状況とMRSA菌血症の検討」についてポスター発表を行いました。
詳しい発表内容については
抄録をご覧ください。
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌は、メチシリンなどのペニシリン剤をはじめとする多くの薬剤に対して多剤耐性を示す細菌です。外科手術後の患者さんや免疫不全の方、長期にわたって抗菌薬を投与されている患者さんなどに感染し、腸炎、敗血症、肺炎などを来たし、突然の高熱、血圧低下、腹部膨満、下痢、意識障害、白血球減少、血小板減少、腎機能障害、肝機能障害などの症状を引き起こします。そのため、薬剤の使用が多い病院で見られることが多く、入院中の患者さんに発症する院内感染の起炎菌としてとらえられています。
発表で小野田検査技師は「抗MRSA薬の普及により、MRSA感染症の治療と予後は改善されてきたが、MRSA菌血症はなお重篤な感染症であり、感染予防対策上、低蛋白血症は予後を左右する留意すべき重要な因子である。」と考察しています。

(制作室)


2013年02月13日(水) No.766 (学術活動::学会発表)

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