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2013年 年頭所感 / 理事長・院長 中村太郎


新年明けましておめでとうございます。

2012年はロンドンでオリンピック・パラリンピックが開催されました。パラリンピックの閉会式に参加するとともに、創設者中村裕が50年前に、留学した英国のストークマンデビル病院を、大分中村病院、太陽の家の職員とともに訪問することができました。また、シドニー、アテネ、北京に続いて看護師を日本選手団の医療班に派遣しました。国内では年末に衆議院議員総選挙が行われ、民主党から自民党へと政権が移りました。他にもいろいろなことが、あっという間に過ぎ去った1年でしたが、新聞、テレビなどのマスコミに加え、Face bookやtwitterなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)も普及し、騒々しいほどに情報があふれる中で、無意識のうちに他の誰かの選んだものや、誰かが選んでほしいものを、自分の考えでなく選んでしまいがちです。一人一人が落ち着いて、自分の眼と自分の感覚で選んでいくことが大事だと思います。
大分中村病院の2012年を振り返ってみますと、9月6日にパルコ跡地への移転が決まったことが最大の出来事でした。11月より解体工事が始まり、来年4月より本解体がスタートします。平成26年4月に解体工事が終了し、その後約2年かけて新病院を建築する予定です。新病院に向けて、既に戦略会議が回を重ねていますが、院内のみならず、いかに地域とつながり、関わっていけるかが重要だと考えています。
 昨年は、ラオス、シンガポールでの講演も含め、例年にも増して、パラリンピックや太陽の家に関するマスコミ取材や講演を引き受けることの多い年でした。
パルコ跡地への移転新築は、救急•急性期病院としての「大分中村病院」に加え、太陽の家、そしてパラリンピックや大分国際車いすマラソンなどの障害者スポーツに、病院創設期より46年にわたり関与してきたことを、評価していただいたものと考えています。その意味でも、新病院建設にあたっては、太陽の家との連携をこれまで以上に深めていくことが大きなテーマだと思っています。
 そして、今年から新病院建設までの数年間で、当院は幼虫からサナギにならないといけないとイメージしています。建物が新しくなって、緑色の幼虫が、少し大きな緑色の幼虫になるのではなく、いったん幼虫の姿をすてて、切磋琢磨してサナギになる数年間にしなければなりません。緑色の幼虫が、これまで身につけた殻を脱ぎすてて何度も何度も脱皮し成長し、新病院開設に併せて、青と橙色に輝く蝶になれるようなサナギになるべく精進を重ねていきます。
2013年も「医療による社会貢献」の理念のもと、地域とつながり、着実に歩んでいきます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2013年1月1日
大分中村病院 院長・理事長 中村太郎



2013年01月01日(火) No.758 (院長コラム)

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