RETUNE
大分中村病院の最新の情報や話題をいち早くお伝えするページです。第124回西日本整形・災害外科学会学術集会 抄録
第124回西日本整形・災害外科学会学術集会／大分県別府市／2012.11.17-18
尺骨動脈より発生したmyopericytomaの１例
１）整形外科、２）形成外科
○園田 広典１）、七森 和久１）、中村 太郎１）、亀渕 克彦２）
尺骨動脈より発生したmyopericytomaの１例を経験したので、文献的考察を加えて報告する。症例は86歳女性、特に誘因なく左手関節尺側部に腫瘤を触れるようになった。腫瘤は1.5�僂曚匹能世蕕�く、軽度の圧痛を認めた。また、時々腫瘤部分から小指にかけて、やけどしたようなピリピリとした痛みを感じることがあった。超音波検査では、尺骨動脈の周囲に尺骨神経と接して腫瘤が存在していた。MRIではT1で低信号、T2で高信号であった。術中所見では、尺骨神経に接して尺骨動脈から連続する腫瘤を認め、周囲を剥離したところ、尺骨動脈の外膜から連続して腫瘤が存在しており、内膜は保たれていた。腫瘤のみの切除は困難と思われたため、腫瘤部分を含めて動脈を切除し、血管吻合を行った。術後局所の圧痛は消失し、血流も問題なかった。病理組織検査では、myopericytomaであった。
2012年11月28日（水）
No.744
(学術活動::抄録)
|
Powerd by shiromuku(fs6)DIARY version 1.81
|
 |
〒870-0022 大分県大分市大手町3丁目2番43号 TEL:097-536-5050 FAX:097-573-8030 http://nakamura-hosp.or.jp/ |
Copyright 2004 Oita nakamura hospital. All rights reserved.