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新年あけましておめでとうございます/理事長・院長 中村太郎


新年あけましておめでとうございます。
2011年も、3月11日の東日本震災、それに伴う原発事故、夏からの欧州の経済危機に円高、秋になってタイの洪水などなど、多くの予測できない事象がありました。
大分中村病院においても、あっという間ではありましたが、Good times & bad times といろいろなことがあった1年でした。
山本五十六連合艦隊司令長官のいうところの「常在戦場」の意識は、現職の間は、なくなることは決してないと覚悟しています。
その中で、当院は12月10日、創立45周年を迎えることができました。私も4月より大分大学医学部臨床教授を拝命し、整形外科が大分大学医学部第5年次生「臨床運動器」の、消化器内科が第6年次生「総合診療部」の学外臨床実習の一部を担当させていただくようになりました。
救急搬送数は年間2000台を超え、BLS、ICLSといった当院主催の救急教育も回を重ね、充実発展しました。大分県救急医学懇話会も立花院長補佐が世話人となり、春(宮城 良充先生、沖縄県立中部病院院長講演)、秋(寺澤 秀一先生、福井大学医学部地域医療推進講座教授講演)とも盛会に終わりました。臨床研修も、3月に4期生4名が卒業し、修了式ではVHJの仲間である 亀田総合病院名誉理事長 亀田俊忠先生に、記念講演をしていただきました。4月には5期生5名を迎え、来季(6期)も4人がマッチングしました。
看護部においても、奴留湯、竹長師長がファーストレベルを修了しました。そして藤尾看護師が「救急看護」の分野で認定看護師を目指し、来年から教育課程を受講することになっています。また、平子臨床検査技師長が、日本超音波医学会第21回九州地方学術集会において、Images of the Year in Ultrasonic Medicine賞最優秀賞を受賞するなど、幅広い分野で専門知識や技術のレベルアップが図られています。職員数も、1年前と比べ看護部やリハビリテーション部を中心に30名程度増加し、500人近くになりました。
さて、2012年は、夏にロンドンでオリンピック•パラリンピックが開催されます。1956年のロンドンオリンピックの開会式と同じ日に、ルードヴィッヒ・グットマン卿が「ストーク•マンデビル病院」で、10数名の第二次世界大戦で受傷した脊髄損傷者のスポーツ大会が開催したのが、「パラリンピック」の始まりです。
当院は、創設者の中村裕がグッドマン卿のもとに留学し、東京パラリンピック(1964年)開催に中心的役割を果たしました。そして、その1年後(1965年)に社会福祉法人太陽の家、さらに、その1年後(1966年)に医療法人社団恵愛会大分中村病院を設立しました。両法人とも創設者の意志を引き継ぎ、その後、半世紀にわたり、今日にいたるまで、パラリンピック、アジアパラリンピック(旧フェスピック)、大分国際車いすマラソンなど、多くの障害者スポーツの発展を支援してまいりました。その意味で2012年、56年ぶりの里帰りとなる「ロンドンパラリンピック開催」に私は特別な感慨をもっており、大分中村病院から日本選手団にチームナースを派遣予定としています。当院のルーツであるパラリンピックに、病院代表として、歴史をしっかり認識し、がんばってきてほしいと願っています。
2012年度も、「医療による社会貢献」の理念のもと、創立50年に向け、まじめに、着実に歩んで行こうと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2012年1月1日

大分中村病院 理事長•院長
中村 太郎




2012年01月01日(日) No.695 (院長コラム)

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