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第28回大分県病院学会／大分県別府市／2010.11.21
ポスターセッション�況押 畋�1座】患者満足度
当院におけるＣＳ委員会発足経緯と活動経過
ＣＳラウンド活動を通して
総務企画部 事務職員
○關 紘祐
【はじめに】
当院では平成20年8月29日にＣＳ委員会を発足させ、患者のみならず職員の満足度向上を図ることを目的として様々な活動を行っている。ここでは、当院ＣＳ委員会が行っている「院内ラウンド」の具体的な取り組みや、ラウンドを通して見えてきた課題や問題点等を検証し、考察結果を報告する。
【活動状況】
委員会の主な活動は、ご意見の回収および回答と院内ラウンドである。院内ラウンドとは、ＣＳ委員が２人一組となり週に1回院内を巡回する活動のことである。ラウンド時はチェックリストを携行し、院内の清掃状況や設備およびラウンド担当者の気になった部分をチェックしている。
ラウンド終了後、担当者は委員会事務担当者へラウンドの報告を行い、事務担当者が各担当部署へ相談した上で改善依頼を行う。その後、事務担当者から委員長へ結果報告を行っている。また、月１回のＣＳ委員会では、1ヶ月間のラウンドのチェック事項や改善点の報告を行い、情報の共有を行っている。
【結果および考察】
CSラウンドを通して、様々な改善を重ねた結果、患者満足度調査における清掃に関しての質問に、平成21年は61％の患者が良いと答えたのに対し、平成22年は67％の患者が良いと答えた。また、委員においては、普段からラウンド時と同じように環境・設備に対する厳しい視点で病院全体を見ることが出来るようになった。その上、各委員は委員会において患者満足度向上に対する意識が啓蒙されているため、小さなことでも課題や問題を取り上げ改善につなげる努力が出来るようになった。
【おわりに】
CS委員は環境、設備、患者サービス等の向上に向け取り組んでいるが、一部の職員のみに浸透しており、その他職員に啓蒙ができていない。また、患者満足度への取り組みが出来ても、職員満足度ができていない事も今後の課題である。
2010年11月30日（火）
No.608
(学術活動::抄録)
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