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大分中村病院の最新の情報や話題をいち早くお伝えするページです。脳神経外科 瀧本医師が新日鐵で講演
「脳梗塞 その症状と予防・治療、救急対応」
10月20日（水）13：00より、新日鐵大分製鐵所コミュニケーションセンターにおいて「健康づくり講演会」が行われ、当院脳神経外科副部長・救急部副部長の瀧本理医師（日本脳神経外科学会専門医）が「脳梗塞 その症状と予防・治療、救急対応」を講演しました。講演会には新日鐵大分製鐵所の職員183名が参加しました。
 | 講演する瀧本理医師 |
 | 会場の様子 |
講演会で瀧本医師は、はじめに心臓や脳などに重篤な病気を引き起こすといわれる動脈硬化について話した後、次に脳梗塞の種類と主な症状について詳しく説明しました。また、脳卒中・脳梗塞発見から医療機関までの診療の流れや、脳梗塞患者に対して使用されるrt-PA（血栓溶解剤）のリスクについて具体的な症例と共に紹介しました。症例発表では、治療して改善がみられた症例、みられなかった症例を含む５症例を発表。当時の状況・治療方法などを実際のＣＴやＭＲＩ、手術時の画像と共に分かりやすく解説しました。
最後に脳血管疾患の予防策として、�〃鮃�診断をきちんと受けましょう。��基礎疾患を治療して禁煙をしましょう。�０豌畧�の症状を見逃さず、医療機関を早く受診しましょう。�づ�切な運動と水分補給を心がけましょう。の４つを挙げ、片麻痺・感覚障害・運動失調・呂律が回らない・視野障害など軽微な症状に注意し、症状が起きた場合は早期に医療機関を受診するよう呼びかけました。
講演後に実施したアンケートには、「自分だけはまだ大丈夫と油断していました。しっかり受け止めて生活習慣の改善に努めます」「現実の発症例をみながらの講演であったおかげで、個人としても重大性がよく認識できました。予防に努めたいと思います。」「病院に診察に行かないと教えてもらえない情報を講演していただいたことは、有意義でした。」など、たくさんのご意見を頂きました。
瀧本医師は講演の中で、「いかに脳卒中・脳梗塞であるかということを疑うか、十分なところまで分からなくても、症状を理解し、早めに受診しなければならないという意識を持つことが大切」と話し、今回の講演によって本来の目的である脳血管疾患発症リスクの軽減につながったのではないかと思います。当院では今後もこのような院外での講演を積極的に行っていきたいと考えています。
（総務企画部）
2010年11月05日（金）
No.603
(勉強会・セミナー等)
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