RETUNE
大分中村病院の最新の情報や話題をいち早くお伝えするページです。２０１０年 年頭所感／理事長 中村太郎
新年明けましておめでとうございます。
昨年を振り返ってみますと。9月には政権交代が起きました。一方で、不景気は続き、国民の10％は貧困層に属し、10年続けて自殺者が30,000人を超えましたし、デフレが進行し戦後間もない頃をのぞいて、初めて国債発行額が税収を超えました。身近なところではＪＡＬの存続が危惧されていますし、バンクーバーパラリンピックでは政府の予算削減で、長年当院の伝統となっている看護師の派遣がなくなってしまいました。国民の間には閉塞感や将来への不安感が高まっていると思います。
10年連続で計10%も低下した診療報酬低下に苦しむ医療界が,期待した民主党のマニュフェスト「ＯＥＣＤ並みの医療費」も、財政悪化を理由に早々と撤回されてしまいました。
しかし、困難な時代にあっても大分中村病院のミッションである「医療による社会貢献」は継続発展していかねばなりません。「No Margin, No Mission（利益なくして、果たせる使命なし）」、そして「医療の質と経営カイゼンを両立させる経営をしていきます。昨年は副院長全員と看護部長、事務長が参加する経営会議がスタートし、1月には全コメデイカルの部長と医局長が参加する運営会議が始まります。
今年45周年を迎える同じく理事長を務める「太陽の家」より1年遅れて創設された大分中村病院。1年後の45周年に向けて、内部基盤をしっかりと固め、病気でなく人を診る全人的医療を全うし、2010年はさらなる飛躍の年にしたいと思っております。
今年も初心を忘れずに、地に足を着け、まじめに、誠実に、ひたむきに歩んでいきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
（理事長 中村太郎）
2010年01月09日（土）
No.570
(院長コラム)
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