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第3回救急医療カンファレンス開催


8月20日(木)、当院6階研修室において「第3回救急医療カンファレンス〜ほっておけないめまいと失神〜」を開催しました。当院では、大分における二次救急医療の充実や救急医療連携を目的に、定期的に救急カンファレンスを開催しています。今回の救急医療カンファレンスには、救急隊の方々、当院職員合わせて80名余りが参加しました。

座長を務める瀧本 理医師
「失神」について発表する
坂本将俊医師
「めまい」について発表する
佐倉剛史医師
まず初めにカンファレンスの座長を務める瀧本 理医師(救急部部長)よりDMATの活動報告がなされ、当院に要請のあった2件の出動について報告がありました。
次に表題の「ほっておけないめまいと失神」のうち、「失神」について臨床研修医の坂本将俊医師が発表。失神の原因・診断への道すじ・病歴聴取のポイント・ERで行う検査等の説明を行った後、失神が関係する2症例を報告しました。発表のまとめとして坂本医師は、「心原性失神等、命に関わる失神を見逃さない事が最重要であること」「失神の場合、転倒していることがほとんどなので外傷の評価も忘れずに行うこと」等を提唱しました。
「めまい」については、まず臨床研修医の佐倉剛史医師が「めまいと鑑別」を発表。めまいの原因・種類・性質・鑑別の仕方・眼振の見方・問診のポイント等について説明をし、その後瀧本医師が2症例の報告を行いました。カンファレンスのまとめとして瀧本医師は、「急性期の症状では真の病態を把握できないことが多いため、症状が軽微でも、バイタルサイン・心電図・神経症状などの所見を省略せずチェックする必要があること、また急性期に症状が劇的に変化(改善・悪化)する可能性もあり十分な観察が必要である」と話しました。

救急医療カンファレンスも第3回目を迎えることができました。今回も多くの救急隊の方々に参加していただき、大変充実した内容のカンファレンスとなりました。
当院では今後も救急医療カンファレンスを継続的に開催し、地域における一層の安心・安全・高レベルな救急医療の提供を目指します。

(制作室)

2009年08月28日(金) No.551 (勉強会・セミナー等)

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