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第2回大分中村病院ICLSコース開催


12月21日(日)、第2回大分中村病院ICLSコースを開催しました。
前回に引き続き瀧本 理医師(救急部部長・脳神経外科副部長)、中田 健医師(腎臓内科)、奴留湯誠子看護師(看護部東4病棟師長)が中心となり、インストラクターの手配、受講生の募集、訓練機材選定などにあたりました。
コース終了後全員での記念撮影
瀧本医師(インストラクター)の説明
BLS・心臓マッサージの様子
気管挿管の様子

第2回大分中村病院ICLSコースは、コースコーディネーターとしてつざきクリニック院長の津崎 建先生にご協力頂き、中田医師は初めてコースディレクターを務めコースをまとめました。また、経験豊富な8名の外部講師の皆さまに加え、院内からは中田医師を含む医師4名、看護師6名、計18名の充実した講師陣で指導に取り組み、当日に備えてコース内容や指導法など入念な打合せを行いコースに望みました。
受講生は前回希望がありながら人数の関係で参加できなかった職員や、以前よりICLSコース希望をしていた職員など医師、看護師だけでなく薬剤師・作業療法士・臨床検査技師のコメディカルの職員、今回初参加となる事務職員など、多くの職種の参加で12名が各部門より集まり、事前に2回に渡る入念な講習を受け当日を迎えました。
コースディレクター挨拶、受講生へのオリエンテーションの後、午前中は気道確保・人口呼吸・胸骨圧迫(心臓マッサージ)から、自動体外式除細動器(AED)を使用しての一次救命処置(BLS)訓練を1時間行い、その後気道管理の訓練と除細動器を使用したモニター診断の訓練を6名ずつの2班に分かれ行いました。気道管理道具やバックバルブマスクなどを使用した気道管理講習では、コメディカルや事務職員は日頃使わない器具に不慣れな所はありながらも、講師の助けもあり着実に気管挿管を行う姿が印象的でした。
午後からは、インストラクター実演の後、院内・院外問わずさまざまな周辺状況を想定し、また被救助者の既往や状況、インストラクターが実際経験した状況など臨機応変な対応が求められる実践的な訓練を行いました。訓練では受講生1人ひとりがリーダーとなり、周囲の受講生に救急車の依頼、AEDの持参、点滴の指示など様々な指示を出しながら、ICLSコースの目標でもある「突然の心停止に対する最初10分間の対応と適切なチーム蘇生」の習得に励みました。
最後にコースディレクターの中田医師から講評があり、また各講師からは感想が述べられました。受講生からは「実技が為になりが楽しかった」「日頃の業務に役立つ」等の感想が聞かれ、より充実したICLSコースになりました。
また、今回は「AEDレサシアントレーニングシステム・スキルガイド」2体を病院にて購入しICLSコースの本番にて使用しました。今後はこれを活用し定期的な一次救命処置(BLS)講習、第3回のICLSコースを計画し救急病院として救命率の向上を目指して行きたいと思います。

講師陣の皆さまを始めバックアップして頂いた皆さまに厚くお礼を申し上げます。


※ICLSコース及びICLS
ICLS(Immediate Cardiac Life Supportの略)コースとは日本救急医学会が、医療従事者(医師、看護師、コメディカルなど)のための蘇生トレーニングコース、特に「突然の心停止に対する最初10分間の対応と適切なチーム蘇生」の習得を目標とし、AED(自動体外式除細動器)を安全に操作する事や、状況に応じて適切な薬剤を適切な方法での投与などの行動目標を満たし、認定基準を満たした人員配置及び内容でコースの質を保証し受講者に認定を行う。

(ICLS担当スタッフ)

2008年12月29日(月) No.535 (イベント・行事)

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