大分中村病院   RETUNEHOME

大分中村病院の最新の情報や話題をいち早くお伝えするページです。

第26回大分県病院学会 抄録


第26回大分県病院学会/大分県別府市/2008.11.24

ポスターセッション祁押 畋3座】教育研修
安全な化学療法の取扱いと統一した患者ケアを目指して

看護部西3病棟
○永井明穂、藤田陽子、大迫政子、稗田理恵、他スタッフ一同

【はじめに】
2006年に「癌対策基本法」が成立し、癌治療に対する国家レベルの取り組みが始まっている。全国的にも化学療法治療を行う患者は増しており、当病棟でも、昨年の1年間に11名が治療を行った。今後も化学療法を受ける患者は増加すると予想され、化学療法に携わる看護師としての役割は重要となっている。そこで化学療法に関する病棟看護師の知識を知るためにアンケートを行った。その結果、根拠に基づいた安全な化学療法の取扱い統一ができていないことが分かった。このことから、今回化学療法に携わる看護師の質の向上を目的とし取り組みを行ったのでここに報告する。
【研究期間】
H20年1月〜H20年4
【研究対象】
西3病棟看護師 13名
【研究方法】
”妥鏨埜郢佞鯊仂櫃縫▲鵐院璽板敢此集計
医師・看護師による勉強会
2蹴慘屠.泪縫絅▲襦抗癌剤被曝時対応マニュアル作成
ご擬垰愼海里燭瓩離僖鵐侫譽奪蛤鄒
ゥリティカルパス作成
【評価】
癌に罹患する患者が増すに従い医療者が化学療法に携わる機会が増えてきた。抗癌剤は毒性が強く不用意な取り扱いは医療者や患者にとっても危険である。アンケート調査の結果、ほとんどの看護師が取り扱い方法に不安を抱えながら治療に携わっていることが分かった。そこで、技術面においてマニュアルを作成した。化学療法マニュアルでは必要物品、実施方法を明確にした。以前は化学療法に対する認識不足のため手袋やマスクを着用せず取り扱う例がみられていた。しかし、微量でも被曝を繰り返せば看護師自身の正常細胞にも影響がでてくる。マニュアルを遵守することで安全な化学療法の提供と自己防衛に繋がったと考える。
患者は抗癌剤治療を受けることだけでも不安に感じている。抗癌剤が漏出した場合、患者の不安は計り知れない。そのため抗癌剤被曝時対応マニュアルでは実際の被曝時にも冷静に対応できるよう対処方法を明確にした。
これにより、統一した安全な手技で取り扱いが出来るようになったと考える。また、勉強会を繰り返し行ったことで、基礎知識を深めることができた。患者指導では副作用や生活面における注意事項などを記したパンフレットを使用したことで統一した指導が行えるようになった。クリティカルパスの作成によりカーデックスへの転記がなくなり医療事故防止に繋がったと考える。
【おわりに】
癌治療は日々進歩している。安全な癌医療を提供する上で、医師と看護師、薬剤師、その他の医療スタッフがそれぞれの専門性を発揮してチーム医療を行うことが重要である。その中で今後も、原疾患の治療と同時に存在する身体的症状のみではなく、患者の精神面「こころのケア」を含めたQOLを高める緩和ケアへ、取り組み、患者・家族が満足できる看護を提供していきたいと考える。
2008年12月03日(水) No.528 (学術活動::抄録)

No. PASS

Powerd by shiromuku(fs6)DIARY version 1.81

サイトマップ推奨環境免責事項個人情報

社会医療法人恵愛会 大分中村病院
〒870-0022 大分県大分市大手町3丁目2番43号
TEL:097-536-5050 FAX:097-537-0164
http://nakamura-hosp.or.jp/

Copyright 2004 Oita nakamura hospital. All rights reserved.