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第27回大分救急医学会・学術集会 大分救急医学セミナー 抄録


第27回大分救急医学会・学術集会 大分救急医学セミナー/大分県大分市/2008.11.9


TAE(経カテーテル動脈塞栓術)を施行した重症骨盤骨折の3例

外科
○船田 幸宏、立花 幸人、木村 靖彦、姫野 隆洋、坂本 将俊、内田 雄三 

 出血性ショックを伴った重症骨盤骨折の治療として、TAEが行われる。今回、当院で経験した3症例について、その治療法等若干の文献的考察を加え報告する。
 症例1:21歳男性。2008年7月18日自殺を図り学生寮5階から飛び降り受傷、救急搬送された。不安定型骨盤骨折であり、TAE後創外固定を行った。受傷時より左下肢の麻痺がみられ、腰椎神経根引き抜き損傷を合併していた。症例2:75歳男性。2008年7月22日歩行中軽乗用車と衝突し、7mほど飛ばされ、救急搬送された。外傷性脳挫傷があり、意識障害を認めた。脳血栓症にて他院抗血小板剤内服治療中であった。出血性ショック状態であり、TAE施行した。症例3:32歳女性。2008年9月2日飲酒し道路横断中、タクシーに跳ね飛ばされ、アスファルト路面で全身を打撲し、救急搬送された。安定型であり、TAE後保存的治療を行った。
 外傷患者に対しては、JATEC外傷初期診療ガイドラインに準じ、診療を進める。3症例とも、高エネルギー外傷であり、出血性ショックを伴う多発外傷症例であった。
2008年11月17日(月) No.524 (学術活動::抄録)

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