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北京パラリンピックでメダルを


8月5日(火)午後、北京パラリンピック日本代表選手の中西麻耶さんが、出発前に中村院長をはじめとするリハビリスタッフへ挨拶にみえました。
2006年9月、仕事中の事故で当院に救急搬送された中西さんは、生命が危ぶまれる中、整形外科、形成外科合同チームによる緊急手術で右膝下切断術が施行され、一命を取り留めました。その後、半年間リハビリテーションを続け、義足での歩行が可能となり退院。社会復帰後もミニスカートをはいて、ハイヒールが脱げないようにとストラップのついたイラスト入りの義足でショッピングを楽しんだりと、義足を隠すことなく過しています。
もともとソフトテニスのインターハイ出場実績を持ち、大分国体出場を目指していた中西さんは、昨年8月に本人の意思で障害者陸上に転向。スプリント競技専用に開発されたエネルギー蓄積型義足を着用して臨んだ北京パラリンピック選考大会で見事結果を出し、受傷後わずか2年で北京パラリンピック日本代表選手に選ばれました。メダルの期待が高まっている彼女ですが、「走ることもままならない障害者が多い、そんな人たちの想いを背負っていきたい、アスリートとして世界でも上位を狙えると思う、是非表彰台に立ちたい」と豊富を語ってくれました。今回、クラスT44(下腿切除)で表彰台に立てば日本人女子では初の快挙となります。

当院とパラリンピックとの関係は深く、中村太郎理事長の父である中村裕博士の尽力により開催された東京パラリンピック(1964年)に始まり、44年にわたって当院からだけでなく関連施設である太陽の家も含め、多くのスタッフを派遣してきました。
近年では、中村理事長がシドニー、アテネの日本選手団チームドクターを務め、稗田理恵看護師長がシドニー、山田みゆき教育看護師長がアテネ、今年の北京には河野早苗看護師が日本選手団医療班に参加する予定です。

9月から始まる北京パラリンピック大会には、中西さんの他にも廣道純さん(元ホンダ太陽株式会社/陸上競技)、笹原廣喜さん(オムロン太陽株式会社/陸上競技)、木谷隆行さん(太陽の家/ボッチャ)の出場が決定しています。大分中村病院では全職員を挙げて日本選手団の応援をしていきます!

《写真は当院リハビリ室で中村院長とリハのスタッフに健闘を誓う中西さん》

(経営企画部)
2008年08月08日(金) No.510 (障害者スポーツ)

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