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第32回日本大腸肛門病学会九州地方会 抄録


第32回日本大腸肛門病学会九州地方会/大分県別府市/2007.11.17


原因不明の小腸穿孔による下腹部腹腔内膿瘍の1例

大分中村病院 外科
○船田幸宏、立花幸人、木村靖彦、兼久雅之、内田雄三

今回われわれは、原因を確定できなかった小腸穿孔による下腹部腹腔内膿瘍の1例を経験したので、若干の文献的考察を加え報告する。
症例:53歳男性。既往歴:32才 統合失調症。
現病歴:2006年5月下腹部腹腔内膿瘍にて当院入院し、経皮的膿瘍ドレナージ(PTAD)施行。以降7月および12月に膿瘍再発し、PTADを施行した。2007年4月13日腹痛と熱発があり、同診断にて入院となった。CTにて下腹部に膿瘍を認めた。今回腹部精査の同意を得て検査を行った。GF、CF、注腸造影、膀胱造影検査では、膿瘍の原因となる所見は認めなかった。そこで小腸造影を行ったところ、回腸からの造影剤漏出を認め、直後のCTにて膿瘍内に造影剤貯留があり、小腸穿孔による腹腔内膿瘍と診断された。他部位の小腸に明らかな異常所見なく、画像上小腸穿孔の原因は不明であった。5月8日手術を行った。回腸穿孔部に特徴的な所見は認めず、術中検索にてもその原因を確定することはできなかった。
2007年12月17日(月) No.478 (学術活動::抄録)

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