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第25回大分県病院学会 抄録


第25回大分県病院学会/大分県別府市/2007.11.18


エンゼルケアの現状と改善への取り組み

大分中村病院 西3病棟
○古庄真理、小田美里、佐藤佳菜、児玉豊見、大迫政子、稗田理恵

機イ呂犬瓩
 ある看護雑誌の「一度しかないお見送りのときをその人らしく演出するエンゼルメイク」という特集に目が留まった。日々の忙しい業務の中でも、患者様・ご家族の意向を取り入れたエンゼルケアが出来ているのだと感じた。そこで、当院の全看護師を対象としたアンケート結果を基に病棟カンファレンスを行い、患者様のご家族と共に行うエンゼルケアを目指し、取り組んだことをここに報告する。

供ジΦ翳法
1.期間 平成18年11月8日から平成19年9月10日
2.対象 当院全看護師141名中アンケート133名回収(回収率94%)
     研究中にエンゼルケアの対象となった患者様・ご家族(6名・6組)
3.方法
  ・当院看護師を対象としたアンケートの実施
  ・エンゼルケアの見直しと新マニュアルの作成
  ・エンゼルセットの見直し
  ・勉強会参加とスタッフへの伝達
  ・改善後の病棟看護師への意識調査

掘シ覯漫考察
 エンゼルケアの現状についてアンケートを実施したところ、51%の看護師がエンゼルケアの現状に満足していないことがわかった。その理由として「業務的になっている」「家族との関わりが少ない」「エンゼルセットの不備」などがあり、以上3点の改善に取り組んだ。
 私たちは、忙しい業務の中でエンゼルケアについて深く考える機会が少なく、医療者側のみで行うものであるという固定観念にとらわれていた。そのため、「業務的になっている」という回答があったと思われる。
 また「家族との関わりが少ない」という意見に対しては、声をかけるタイミングはいつが望ましいのか、ケアをご家族と共に行うにはどのようにしたらよいのかなど、看護師独自の考え方にゆだねられており、統一性がないことがわかった。そこで、エンゼルケアのマニュアルを見直し、医師の死亡確認後、ご家族に対しエンゼルケアに対する希望や共にケアを行うかどうかの意思を確認するようにした。
 さらに「エンゼルセットの不備」に対しては最低限必要な物品を1人1セットにパックし、数少ない化粧品を充実させた。このことで、声をかけやすく、ご家族に使用していただけるエンゼルセットになった。しかし、エンゼルケアを行う場合に医療者側の一方的な押しつけにならないよう、ご家族の意思を尊重することが大切であると考える。

検イわりに
 これからも、より個々の患者様に合ったエンゼルケアに取り組み、またグリーフ・ケア(失われた生前の面影を取り戻すためのケア・家族の悲観を和らげる心遣い)を今後の課題としていきたい。
2007年11月26日(月) No.475 (学術活動::抄録)

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