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第5回日本神経疾患医療・福祉従事者学会 抄録


第5回日本神経疾患医療・福祉従事者学会/福岡県福岡市/2007.8.31


腹臥位療法を実施して

大分中村病院 看護部
○吉川 佳奈、梅木 和美、郡 央美、林 佐稚子、井上 幸枝、他 スタッフ一同

【はじめに】
 腹臥位療法とは、神経内科医の有働尚子医師によって提唱された、一日のうちの一定時間患者様をうつぶせにする看護手技である。今回、私たちは腹臥位療法を行い、少ない症例数であるが有効性を検証したのでここに報告する。
【対象患者】
 ・脳血管障害をきたし、発症後2〜4週間経過して急性期を脱した患者様。
 ・主治医より患者様・家族に腹臥位療法の目的・効果・危険性を説明し、同意の得られた患者様12名。
【目的】
 1,腹臥位療法の有効性を検証
 2,廃用症候群の予防・改善
【方法】
 1,リハビリ療法士との情報交換
 2,評価表の作成(資料1)
 3,実施(資料2)
【結果・考察】
 今回、腹臥位療法を行った結果、表情については、無表情であった5名が笑う、泣く、表情が豊かになる等の改善がみられた。手掌面には多くの感覚神経があるといわれており、手掌をベッドに押しつけることで刺激が加わり、そのことが表情の変化につながったと思われる。食事形態については、Mチューブを挿入していた11名のうち10名が経口摂取可能となった。これは、後頸部の筋緊張が改善され、坐位時に頸部が自然な前屈位を取り戻してくることから、嚥下機能改善に効果があったのではないかと考える。その他、発語、SPO2、体幹機能の3項目においても個人差はあるが、患者様全員に効果が得られた。
 刺激の少ない状態から短時間でも腹臥位をとることで、大脳皮質へ好影響を与え、寝たきりによる廃用症候群の予防・改善を図ることが出来たのではないかと考える。
【おわりに】
 今回、腹臥位療法を実際に行うことで有効性を見出すことが出来た。今後も今回学んだことを生かし継続していきたい。
2007年09月04日(火) No.461 (学術活動::抄録)

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