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当院の右田平八(臨床工学部臨床工学技士長)が
日本高気圧環境・潜水医学会の推薦評議委員・常任幹事に就任


 年間3000回を超える症例数で九州でもトップクラスとなっている当院の高気圧酸素治療(※)は、その症例数とともに質の高さが認められていますが、この程、当院臨床工学部の右田平八(臨床工学技士長)が、有限責任中間法人「日本高気圧環境・潜水医学会」(東京都文京区)の推薦評議委員、及び高気圧酸素治療技術部会・常任幹事に就任しました。
 この学会は、高気圧環境医学の進歩を図り、学術文化の発展に寄与することを目的として、1968年に発足した学会です。右田技士長はこれまで、同学会の学会誌への臨床数に裏打ちされた臨床報告や学会発表、講演などで高い評価を受けており、日本の高気圧酸素治療の発展と安全管理推進の遂行のために、評議委員及び常任幹事への就任を要請されたものです。
 「高気圧酸素治療は、現在、標準的な試技を確立して世界水準に近づけることを目指している段階です。治療中の生体情報モニターや気管切開患者の除痰方法など、当院の救急医療の中で実践してきたことが日本標準になったことも多く、今回の就任要請は、当院の試技の水準の高さを認めていただいたことと思っております。今後も微力ながら頑張っていきたいと思っております」(右田室長)
 高気圧酸素治療は、多臓器不全の場合など、救急の現場での助命率の向上に大きな期待を集めています。今後も日々研鑚を続け、救急医療の質をより高めて参りたいと思います。

(広報情報課)

※高気圧酸素治療とは
 高い圧力の中で高濃度の酸素を吸収することで、血液中の酸素量を増加させ、各組織に十分な酸素を供給して、体の低酸素状態の改善と疾患の治療に効果をあげようとする方法です。酸素と圧力の物理的な相乗効果が期待できる疾患や、酸素の毒性を逆に利用して治療を有利に展開しようとする場合があり、低酸素血症を伴う外科的疾患や内科的疾患など、適用は広範囲にわたっています。

高気圧酸素室
2007年01月26日(金) No.417 (就任・資格・受賞)

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