大分中村病院   RETUNEHOME

大分中村病院の最新の情報や話題をいち早くお伝えするページです。

看護部勉強会
『目標に向かって〜障害者とスポーツ〜』


 12月7日、当院の看護部教育委員会の勉強会が開かれ、看護師を中心に45人の職員が参加。講師に、先に開催された第26回大分国際車いすマラソン大会のマラソンT53/54男子で、大会史上初となる日本人優勝を成し遂げた笹原廣喜選手(オムロン太陽)をお招きし、『目標に向かって〜障がい者とスポーツ〜』をテーマに、受傷から自身の夢を掴むまでの歩みを語っていただきました。

笹原廣喜選手
笹原選手と記念撮影
笹原選手は7年前に業務中に荷台の下敷きになり、下半身が麻痺して車いすの生活を送るようになりました。リハビリを続けていく中で、主治医の勧めにより、スポーツと出会い、触れ、体験し、自分もやればできるという自信を回復しながら、一人の恩人に出会います。そして、この出会いが大きな転機となり、腐りかけていた彼の心に可能性を思い出させ、『目標』という、『過去から学び今を知る言葉』を刻みつけました。
 彼にとって、この人物との出会いは、『歩くことが出来ない』という現実から希望を持ち、自身と向かいあうきっかけになり、世界という桧舞台に導かれ、今後の更なる高みへの挑戦と大きな人生の転機となりました。
 笹原選手は、「私は競技を通して、感謝する気持ち、今まで空気のように思っていた存在が、とても大切なことであることを学びました。目標とは階段のようなものではないかと思います。一歩一歩着実に昇っていくことが自身の力となり、1段飛ばし、2段飛ばしなどをすると、そのつけは必ず後から付いてきます」と、一つひとつの想いを噛締めながら、私たちに語りかけました。
 「目標は何?」「目標を持つことが大切である」など、私たちは『目標』という言葉を、何気なく、簡単に使っているのではないでしょうか? この言葉のもつ意味と、実際に目標を定め、自身の夢に向かっていくことは、並大抵のことではありません。
 今回の講演は、“今”という瞬間が未来に繋がる一歩であることを伝え、その一歩を生かしていく大切さを教えてくれたのではないでしょうか?
 これからも、私たちスタッフ一同は、『静かに、健やかに、遠くまで』をモットーに、今回の講演を胸に刻みながら、日々研鑚していけるように心がけていきたいと考えます。
(広報情報課)

2006年12月11日(月) No.405 (勉強会・セミナー等::職員講習会)

No. PASS

Powerd by shiromuku(fs6)DIARY version 1.81

サイトマップ推奨環境免責事項個人情報

社会医療法人恵愛会 大分中村病院
〒870-0022 大分県大分市大手町3丁目2番43号
TEL:097-536-5050 FAX:097-573-8030
http://nakamura-hosp.or.jp/

Copyright 2004 Oita nakamura hospital. All rights reserved.