大分中村病院トピックス

医療現場の体験を通して、明日を知る！
大分大学教育福祉科学部附属中学校の生徒4名が当院で職場体験

　大分大学教育福祉科学部附属中学校（大分市）の1年生4名が、12月5日（火）～7日（木）の3日間、当院を訪れ、医療現場の実際を体験しました。
　これは、大分大学教育福祉科学部附属中学校の「進路学習」の一環として、会社や事業所での体験を通して、働くことの意義や仕事の厳しさを学び、自分の生き方について考える。そして、社会生活を営む上での礼儀やルールの大切さを学ぶこと。また、地域社会の人々と交流を深めることをねらいとして、生徒一人ひとりが、今後の自分自身と向かい合い将来について考える機会を設けるための企画です。

病棟見学実習の様子

高気圧酸素室見学の様子

　実習は、当院院長秘書・江戸理恵の案内のもと、初日のオリエンテーション、病院見学から始まり、放射線部、薬剤部、臨床検査部、高気圧酸素室、透析室、リハビリテーション部、病棟の見学実習と、さまざまな専門職が成立している病院の概要について伝える内容でした。また、各部門の具体的な説明に関しては、臨床経験の豊富なスタッフが行い、その一つひとつを彼ら自身の五感を通して、感じとって頂いた様子でした。
　生徒たちは学校という枠から出て、病院という社会に触れました。これは、メディアなどの通して知りえた知識ではなく、経験から学ぶ大切な時間です。そして、知識と経験のギャップを知り、知恵の形成に繋げていくプロセスになります。
　今回の体験は、彼らの“今”を充実させるものとなり、刹那的な風潮の強い中で、今後に繋がるきっかけになったのではないかと思います。また、今後の彼らを照らしていく光になり、将来医療を通して、多くの人たちとの関わりを深めていってもらえたらと心から願います。

（広報情報課）

2006年12月08日（金） No.404 (地域交流)

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