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はや一ヵ月が過ぎ2月となりました


 1月末には、障害者アルペンスキー・ワールドカップのドーピング・コントロールのため志賀高原(長野)に行ってきました。競技会場は、1998年の長野パラリンピックと同じ場所でした。98年当時は、私は今ほどにパラリンピックに関与していませんでしたが、「日本でパラリンピックが開催されるのも、私の生きている間はこれが最後。大人になって、思い出になってくれれば」と、当時2才の長男と0才の長女を連れて、雪の中、一観客として応援に行きました。
 その後、2000年シドニーパラリンピックの日本選手団チームドクターを務めたことがきっかけで、2002年の2月に岩波書店から「パラリンピックへの招待」を出版し、パラリンピック解説の30分ほどのTVに出演するため渋谷のNHKにも行きました。長野の時、0才だった長女が、ソルトレーク、トリノで、もう8才。ただただ時の経つ速さを、パラリンピックを通じて実感しています。最近になって、患者さんや知人に「トリノへ行くのでしょう」といわれますが、行きません。(スキーができませんし、寒いのは大苦手なので)
 さて、マンション耐震偽装問題、障害者トイレを倉庫にしていた東横ホテルなど、こういった会社経営者の倫理観のなさは、とうてい許すことができません。その利益優先の行為もさることながら、悪事が発覚した後の記者会見での開き直った、ふてぶてしい態度は、何なのでしょう。
また、「ルールにのっとった競争」を宣言していた堀江容疑者(オウム事件時の誤認逮捕例のように堀江氏も今は容疑者です。冷静に経過をみないといけないと思います。その意味で、逮捕前には堀江氏をもてはやしていたメデイアの手を返したような扱いも、またひどいものだと思います)は、仮に粉飾決算などの容疑が事実であれば、とてもみっともない人物です。
 「組織はトップの器以上のものにはならない」とは、どの経営の本にも書いてあることで、私も全く同感です。先に述べたようなコンプライアンスのかけらもない利益第一主義が経営方針のトップ。一方で、業績が悪化し、組織が低迷しているにもかかわらず、何も責任を感じず、何も行動せず、経営方針も何もないトップ。話しにならないという意味で同じ穴の狢でしょう。
トップになった以上は、全力をあげて、コンプライアンスを遵守し、経営の質を向上させ、一時のものでなく永続性を持って、スタッフを含むステークスホルダー全員をハッピーにする責任があります。
大分中村病院のビジョン「医療による社会貢献」実現に向かってしっかりと計画し、しかし、急がず、いたずらに量を追わず、質を求め、誠実に実行していきます。
今月もどうぞよろしくお願いします。
(院長 中村太郎)

2006年02月02日(木) No.311 (院長コラム)

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