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2005年師走です


 ER Nakamuraがスタートして2ヶ月が経ちました。今では患者様が救急車からストレッチャーで直接にER室に運び込まれ、救急部のスタッフにより直ちに救命救急医療が開始されるのが当たり前になっています。ところが、つい数ヶ月前まではストレッチャーは正面玄関から入り、外来待ちの患者様たちの中を運び込まれ、一般外来室にて救命処置を施していました。個人情報保護法もそうです。4月に施行されるまでは、患者様やご家族の意志を確認することなく、当然のように名前をお呼びし、病室に了解なく名前を掲示していました。Unbelievable!!です。Patient Centered (患者様中心の医療)の観点からみれば、病院には改善すべきことが、まだまだたくさんあると思います。今後も、改善を重ねてまいります。
  さて11月には、大分中村病院が加盟しているVHJ研究会において「経営の質」というテーマで講演(松本市)させていただきました。これまで整形外科やスポーツ医学などの分野では国際学会も含め多数の講演の経験がありますが、「経営」に関して、お話させていただくのは、これが初めてでした。講演では「経営の質 イコール トップの倫理感」と、まとめました。雪印、三菱自動車、最近のマンション偽造事件など経営者としての倫理感はどこにあるのでしょうか?医療界も、診療報酬低減など厳しい環境にありますが、決して、その目的がfor profit (利益第一主義)になってはいけません。
 一方で、何も問題を解決せずに、課題は全て先送りし(あるいは問題の把握すらできてなく)、組織の衰退や低迷を、時代の変化や、社会環境のせいにしているようなトップも最低だと思います。
 今後も大分中村病院のリーダーとして、高い倫理感のもと、スピードを持って、改善を積み重ね、大分中村病院を取り巻くステークス・ホルダー(患者様、病院スタッフ、関連医療機関、関係業者、地域社会など)全員がハッピーになれる病院を目指します。
 12月18日には、1年以上にわたった増改築が完成し(骨格)、電子カルテ(神経)が仮稼動始めます。197号線からは病院屋上に新設された「ロゴ」が冬空にご覧いただけます。
 今月もどうぞよろしくお願い申し上げます。

(院長 中村太郎)
2005年12月07日(水) No.37 (院長コラム)

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