大分中村病院トピックス

少し涼しくなって九月を迎えました。

　昨年の今頃は山田みゆき看護師（手術室副師長）とともに、アテネパラリンピック日本選手団の医療チームとして、アテネに滞在しました。羽田空港での激励会の席で、小泉首相、橋本聖子、八代英太代議士など、総選挙を控えマスコミで頻回に目にする方々と会食しましたが、あれから、もう一年。本当に月日が経つのは早いものです。
　さて、９月９日の「救急の日」に併せて増改築工事の本丸であった「ER　Nakamura」がオープンします。これまで一般診療の中で救急医療を混合して行っていたため、聴診器をあてている隣の部屋で心肺蘇生を行っている状態だったのですが、今後はERと一般診療は、はっきりと分かれます。既に７月にオープンしているICUに加えてER室が完成することで「ER　Nakamura」も、本稼動となります。

　また、10月より大分中村病院は開放病床６床をスタートさせます。開放病床とは、入院施設を持たない診療所（クリニック）の先生方に、大分中村病院の入院機能を利用していただこうというシステムです。いいかえれば、病院は、「地域の共有資産」という考えに基づくもので、欧米では一般的な概念です。スタートの、１ヶ月前に運用実績が必要となるため実際には９月からの運用となりますが、既に30を越える診療所の先生方に契約をいただいています。契約していただいた先生方の期待や信用を裏切ることのないよう、スタッフ一同力を合わせていきます。

　工事が遅れてご迷惑をおかけしていますが、これから検査ゾーンや内科系診察室の増改築に入り、11月末には第１期工事が完了する予定です。

　今月も「大分の人々に信頼され愛される病院」目指してがんばります。どうぞよろしくお願いします。

（院長　中村太郎）

2005年09月01日（木） No.2 (院長コラム)

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