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暑中お見舞い申し上げます。
葉月 盛夏の八月を迎えました。


 7月の大分中村病院の紹介率は40%近くまでになり、平均在院日数は17日近くまでせまって来ています。院長就任時の紹介率が数%、平均在院日数が45日を越えていたことを思い出すと信じられない数値です。
 今後も高度・高質な救急・急性期医療を提供する「大分中村病院」としてご紹介いただける医療機関の先生方のご期待に応えていく一方、慢性期病院や療養型施設と密接に連携をとり患者さんやご家族が安心できるシームレス(切れ目のない)な、医療サービスを提供していきたいと思います。

 ただ、当院が目指すのは政府の定めた数値をクリアするためではありません。紹介率を上げたいがために、紹介状をもたない外来患者さんを制限する病院があるように聞きますが、大分中村病院は、数ある医療機関から当院を選んで受診して下さったことに感謝し、「断らない医療」をこれからも堅持していきます。

 医療の現場にいるといろいろなことに気づきます。例えば、現在の大分中村病院の外来診察室は普通の扉になっています。これでは松葉杖や車いすの患者さんは、一人では診察室に入れません。整形外科の外来を担当していて、とても気になっていました。そこで今度の改修工事では、診察室のドアにできるだけスペースを広くとり、全て引き戸にしました。また、雨の降る日、車いすの患者さんが玄関前で車へ乗り込もうとしているのを目にしましたが、現在の当院玄関には屋根がありません。雨に濡れながらの乗り降りで患者さまにつらい思いをさせることがないように屋根形式の改修工事もすることにしています。

 診療面でも、数値のように客観化できない診察の「察」すなわち「察する」部分が、とても重要であると思います。例えば「治療法のない癌」を告知されたご本人やご家族の気持ちとか、学校の帰りに交通事故に合われた子どもさんのご両親の気持ちであるとか、患者さんや、そのご家族を、自分の妻や、子ども、両親が病気や怪我となった時と、同様のイマジネーションが持てる大分中村病院のスタッフであらねばならないと思います。

 暑い中、今月も「大分の人に愛され信頼される病院」を目指してがんばります。どうぞよろしくお願いします。

(院長 中村太郎)
2005年08月03日(水) No.291 (院長コラム)

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