ソニー創始者の井深大さんの、ご長女が知的障害を持たれており、父がその娘さんを大分の自宅に預かり(小学校高学年頃)、毎日食事をともにし、夏休みはキャンプに行くなど家族の一員として数年間一緒に生活しました。小学校の頃から大のソニーファンでトランシーバー機能のついたスカイセンサー(ラジオ)をお年玉で買ったり、中学になると「デンスケ」(テープレコーダー)でSLの走行音を録りに筑豊まで行ったりしました。井深さんはよく「電子ブロック」をお土産に買ってきてくれ、それでラジオを作ったりアンプを作ったりしたものです。 父の死後も井深さんは本当に親しくしてくださり、品川本社で当時関心を持たれていた東洋医学に関して、医学部を卒業したばかりの私に熱心に説明してくれました。妻との結婚のご報告に三田のご自宅を訪れた時は病に倒れられ、しゃべることはできませんでしたが、しっかりと手を握ってくれました。 このような井深さんが作られたソニーの一員になることは大変に名誉なことだし、誇りに思います。井深さんの御意志をしっかりと受け継ぎ、障害を持った方の社会復帰に力をそそぎたいと思います。 |
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